FXの自動売買を始める場合、通貨ペアをどれにするか迷う方も多いのではないでしょうか？
通貨にはおすすめの通貨ペアや、収益が出やすい通貨ペアがあります。
そこで、本記事では自動売買における通貨ペアについてご紹介します。
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FXの自動売買とは
FXの自動売買とは、事前に設定されたプログラムに沿って、AIが自動で取引をするシステムのことを指します。
海外の市場は、日本時間の深夜から早朝にかけて大きく変動することが多いです。
しかし、日本で生活している限り、その時間に起きて取引を行う日々を送るのは難しいですよね。
そんなときに、FXの自動売買を使用すると、あらかじめ設定したプログラムに沿って取引をしてくれます。
そのため、真夜中に大きな変動が起きても取引を行うことができるのです。
自動売買のメリット
こちらでは、自動売買をするメリットについてご紹介します。
大まかにお伝えすると、「初心者でもはじめやすい」という点が魅力です。
最近FXに興味を持ち始めた方でも、挑戦しやすい環境が整っているため、気軽に始められますよ。
メリットについて、以下の3つに分けてご紹介！
- 24時間取引
- 感情に左右されない
- 知識がなくても始められる
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
24時間取引
自分ですべての取引を行う「裁量取引」の場合、隙間時間にチャート画面を見なければなりません。
万が一、大きな変動があればそのタイミングで、即座に取引を行わなければ損をすることもあります。
しかし、24時間取引の場合は、時間にとらわれることがないため、睡眠時間や休日をきちんと確保できるでしょう。
仕事が忙しい方や初心者の方には、特におすすめです。
感情に左右されない
FXや投資では「冷静になれなくて焦って損をした」というパターンがよくあります。
また、損失を取り戻したくて新しくポジションを持ってしまうことも非常に多いです。
経験者でも失敗することは多くあるため、初心者の場合は特に失敗が多いでしょう。
しかし、自動売買の場合はAIが自動で操作をしてくれるため、感情に左右されて取引を誤ることがありません。
必然的に失敗することも減るため、初心者や過去に失敗した経験がある方には、自動売買をおすすめします。
知識がなくても始められる
上述したように、自動売買では、あらかじめプログラムを組むことができます。
このプログラムは、自ら設定することもできますが、事前に会社側が作成してくれていることもあります。
事前に作成されているプログラムの中から選ぶ場合は、自分に合うものを選ぶだけで難しいスキルや知識は必要ありません。
会社によっては、過去に成功したトレーダーの動きを模倣したプログラムを提供している場合もあるため、かなり成功率の高いプログラムを手に入れることもできます。
このように、知識がなくても安心して始められる点が、おすすめポイントの1つです。
自動売買のデメリット
こちらでは、自動売買におけるデメリットについてご紹介します。
- 経済の変化に影響を受ける
- 定期的に確認するのを忘れる可能性がある
- 裁量取引よりお金がかかる可能性がある
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
経済の変化に影響を受ける
上述したように、自動売買は良い点がとても多いです。
一方で、経済の変化に影響を受けるというマイナス要因があります。
自動売買は事前に組まれたプログラムをもとに取引を行うため、イレギュラーな相場変動には、対応しきれないのです。
一方、裁量取引の場合は、自身に取引のスキルや知識さえあれば、臨機応変に対応できます。
自動売買は良い点も多いですが、臨機応変な対応には弱いということを把握してきましょう。
定期的に確認するのを忘れる可能性がある
自動売買でよくあるのが「チャート画面をしばらく見ていなかった」「始めたばかりで、確認する習慣がついておらず放置してしまった」というパターンです。
放置している間も、相場変動は起こっているため、見ていない間に損失を生んでしまう危険性があります。
そのため、定期的に取引画面を確認する習慣をつけるようにしましょう。
慣れるまでは、毎日同じ時間にタイマーなどを掛けておくとよいでしょう。
裁量取引よりお金がかかる可能性がある
自動売買は誰でも始めやすい条件が揃っている反面、裁量取引よりもお金がかかることがあります。
なぜなら、通常のスプレッドに加えて取引手数料が発生するから。
取引手数料を取られない場合もありますが、スプレッドが上乗せされるなどして、裁量取引よりもお金がかかる可能性が高いでしょう。
稼げるようになればなるほど、手数料の差が開いてくるため、注意しましょう。
おすすめの通貨ペアの特徴
「通貨ペア」とは、取引を行う2カ国の通貨の組み合わせのこと。
たとえば、円とドルを通貨ペアにしていた場合、「米ドルを買って円を売る」もしくは「米ドルを売って円を買う」こととなります。
どちらかの通貨を売買するのではありません。2カ国の通貨を売買して、利益や損失を出すことになります。
これらを踏まえて、自動売買でおすすめの通貨ペアの特徴についてご紹介します。
まず、取引量が多い通貨ペアを狙うとよいでしょう。
なぜなら、取引量が多い通貨ペアは、多くの人の注目が集まりやすく、取引の特徴を把握しやすいからです。
ちなみに、2021年時点でシェア率が高いのは「米ドル/円」で58.47％です。
つづいて、「英国ポンド/円」が12.37％。圧倒的に「米ドル/円」のシェア率が高いことが分かりますね。
収益が出やすい通貨ペア
日本人にとって、収益が出やすい通貨ペアは「米ドル/円」です。
なぜなら、上述したように取引量が多く、流動性が高いので、安定した取引を行いやすいから。
ニュースなどでよく見かける「円安」や「円高」という情報を耳に入れておけば、ある程度判断が付くので、そういった点でもおすすめといえます。
また、過去のデータをみて分析をする際にも情報量が多いので、挑戦しやすいでしょう。
自動売買で人気の通貨ペア
相場が一定の幅で上がったり下がったりを繰り返す「レンジ相場」で、効果が出やすいのが、自動売買の特徴です。
そんなレンジ相場で効果が出やすい通貨ペアについてご紹介します。
- 豪ドル/NZドル
- ユーロ/ポンド
それでは、1つずつ見ていきましょう。
豪ドル/NZドル
オーストラリアとニュージーランドのドルですが、この2カ国は場所が近く、経済的な結びつきが強く、相場の動きも似ていることが多いです。
この2カ国は、2014年以降レンジ相場が続いていて、2024年まで経済状況は安定すると考えられています。
そのため、大きな相場変動が起こる可能性は考えにくいでしょう。
また、他の通貨ペアにくらべて、変動幅も抑制されているため、リピート型の自動売買に最適といえます。
ユーロ/ポンド
ユーロを利用する地域とイギリスも、経済状況が相似するため、同じ相場変動を起こすことが多いです。
2017年以降、レンジ相場が続いていて、2024年まで経済状況に大きな推移はないと考えられています。
ただし、ユーロ/ポンドはレンジ相場の中では、変動が起こりやすいため、利益を得る機会も多いといえるでしょう。
まとめ
本記事では、自動売買の通貨ペアについてご紹介しました。
日本で取引をする場合は、シェア率が高く情報量が多い「米ドル/円」が王道といえます。
自身のレベルに合う通貨ペアを慎重に選んで、よい取引を行いましょう。
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