TradingViewで自動売買は使えない?利用するための設定方法

TradingViewで自動売買ツールが使えるか気になる方もいるのではないでしょうか。また、連携できるなら方法を知りたいという方もいるでしょう。

この記事では、TradingViewで自動売買ツールが使えない理由を解説します。また、連携する方法を簡単にまとめました。

EAを連携させた場合のメリット・デメリットも合わせて解説するので、活用するか決断する際の参考にしてください。

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目次

TradingViewで自動売買EAが使えない理由

チャート

結論からいえば、TradingViewは売買をするツールではないため、自動売買EAは使用できません。

TradingViewとは以下の特徴を持つツールになります。

  • 高度なチャート分析ができるプラットフォーム
  • インジケーターが豊富
  • カスタマイズ性の自由度が高い
  • トレーダー同士でチャットが可能

要するに、売買を有利にするためのプラットフォームになります。自動売買ツールの役割となる注文が行えない以上、TradingViewでの利用はできません。

TradingViewで自動売買ツールを利用する方法

fxトレード

TradingViewでそのまま利用することはできないものの、注文の部分で自動売買ツールを活用するのは可能です。

連携させる方法は主に2つあるので、それぞれについて詳しく解説します。

他社の専用サービスを活用する

まず1つ目は、注文の部分に他社専用サービスを活用する方法です。具体的には、以下のような流れで取引を進めていきます。

  1. TradingViewから売買シグナルを発信
  2. 専用サービスとなる自動売買ツールで受信
  3. FX口座と連携して売買

代表的なサービスとして「メールdeオーダーwith TradingView」があります。

複雑な操作を少なくして自動売買ができるだけでなく、webhookを利用した高速注文を実現し、アラート発生から1秒以内という早さで取引が完了します。

しかし「メールdeオーダーwith TradingView」に限らずどの専用サービスも有料となるので、毎月のコストがかかってしまいます

費用は業者によって異なりますが、同時保有数や取引量などで設定されているケースが多いです。そのため、資金配分を考えたうえで利用を検討した方が良いでしょう。

システムを独自開発する

2つ目は、専用サービスが補ってくれたシステムを独自開発する方法です。基本的には、業者のAPIと組み合わせて自動売買を行うケースが多いです。

Webサービスとの連携から自動売買のプログラムまで自作になるので、プログラミングのスキルが必要になります。そのため、全くの素人から作成するのは難しいでしょう。

もし独自でシステム作成を行うなら、TradingViewの専用言語である「Pineスクリプト」が使いやすいです。

また、GASを活用すると、初心者でも時間をかければ作成できるかもしれません。

さらに、TradingViewのチャットを利用することで、システムのソースコードを入手することも可能です。専用サービスに比べて手間と時間はかかりますが、ランニングコストを抑えられる点はメリットといえます。

TradingViewで自動売買ツールを利用するメリット

メリット

世界のトレーダー達の自動売買が活用できる

独自ストラテジーを共有できるから事から、世界中のトレーダー達の自動売買が活用できるメリットがあります。

共有する方法は、以下の通りです。

  1. メニューから「インジケーター」をクリック
  2. 「コミュニティスクリプト」をクリック
  3. 表示されたストラテジーを自由に選択

無料でプロトレーダーが実際に稼いでいる方法のチェックが可能です。

さらに、資産運用の方法や売買ロジックなど、さまざまな情報をシェアしています。

自分に合った自動売買システムを取り入れ、稼げるEAを作成していきましょう。

独自開発のツールが優秀なら投げ銭がもらえる

独自開発のツールが優秀だと、トレーダーから投げ銭がもらえます。

実際に、優秀なシステム開発者には、感謝の気持ちとして1コイン0.01ドル相当の投げ銭を配っているトレーダーがいるからです。

サイト内のみで使える通貨になりますが、TradingViewの有料プランやオプションに利用できます。

また、TradingViewが事業拡大した場合、法定通貨に交換できる日が来るかもしれません。

投げ銭以外にも、優れたアイデア提供者に運営側がコインを配布しているので、積極的にシェアしてみると良いでしょう。

稼げるツールのソースコードを編集可能

TradingViewでは、優秀なツールのPineコードを共有しているので、コピーして自作システムとして編集が可能です。

稼げるシステムをそのまま活用し、自分なりにアレンジしていけば、より一層優秀なツールが完成する可能性も出てきます。

エディタにソースコードをコピペするだけで稼働するので、システムを独自開発したい方には大きなメリットとなるでしょう。

TradingViewで自動売買ツールを利用するデメリット

デメリット

自分で設定するのは難しい

そもそも、システムを設定するのは難しいです、そのための勉強も必要です。

コードが少しでも間違えば正常に動作しないのはもちろん、エラーが出たら自己解決するのも難しいです。

そのため、プログラミング未経験者だと独自開発は現実的ではありません。

必ず勝てるわけではない

TradingViewという高性能チャート分析プラットフォームと自動売買ツールを組み合わせても、必ず勝てるとは限りません。

実際に、活用しているトレーダーも勝ち負けを繰り返して長期的に利益を出しています。さらに、FXそのもので利益を出せても、運用費用で損失が出てしまうケースだってあります。

そのため、有料の専用サービスを活用する場合は、費用のバランスを上手く設定しておかなければなりません。

自動売買ツールを設定するならMT4の方が簡単

FXで取引する人

TradingViewはチャート分析に活用し、MT4に自動売買を導入した方が簡単で効率が良いです。

運用開始後は、定期的にTradingViewでチャートをチェックし、損益状況と照らし合わせながらカスタマイズしていくと良いでしょう。

プログラミングの知識不要で使えるEAもあるので、自分に合ったツールを探してみてください。

まとめ

TradingViewで自動売買ツールを活用する場合、設定が難しく未経験者だとハードルが高いです。

そのため、有料の専用サービスを利用するか、MT4にEAを導入して併用するかが現実的といえます。

とはいえ、独学でシステム開発方法を覚え、利益を出せるようになったトレーダーは実際にいます。

この記事で解説したメリット・デメリットを踏まえて、TradingViewで自動売買ツールを活用するか今一度検討し、稼げるトレーダーを目指していきましょう。

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