TradingViewのストラテジーを活用した仮想通貨の自動売買に興味ありますか?
TradingViewは初心者からプロまで幅広く使用されているチャート分析のプラットフォームです。
そして仮想通貨取引所「bitflyer」と連携することで仮想通貨の自動売買が簡単にできます。
本記事では、TradingViewのアラートをPythonで受け取り、bitFlyerのAPIを操作して自動売買する方法を解説しています。
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TradingViewの概要
TradingViewとは
TradingViewは、為替や仮想通貨、株などの金融商品のチャート分析が可能なオンラインプラットフォームです。
テクニカル分析ツールが豊富で操作も直感的にできることから初心者からプロトレーダーまで幅広く使用されています。
また、パソコンで描いたトレンドラインや水平線をスマートフォンやタブレットでそのまま同期して、閲覧できる点が多くのユーザーから高く評価されています。
TradingViewを自動売買に活用
TradingViewは、売買サインをチャートにわかりやすく表示するストラテジーが豊富にあります。
既存のストラテジーを利用することで複雑な売買ルールの設定は不要となり、さらにTradingView内でバックテストも簡単に実行できます。
また売買サインが発生した際に、アラートを設定することが可能です。
このアラート機能を外部ツールと連携させることでTradingViewのチャート分析を自動売買システムに活用します。
TradingView導入の手順
TradingView はブラウザ上で動作するため、専用ソフトのインストールは必要ありません。
公式サイトにアクセスしてアカウントを作成後、パソコンやスマートフォンのブラウザで表示できます。
bitflyerからAPIを取得
bitflyer(ビットフライヤー)は日本を拠点とする大手仮想通貨取引所です。
ビットコインの取引量が多いのが特徴で取引高が2016年から2021年まで国内一位を記録していました。
また自動売買に必要なAPIを公式ホームページで公開しているので自動売買に活用しやすい取引所です。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
取扱通貨 | 22種類: ビットコイン、イーサリアム、リップルなど |
取引手数料 (BTC) |
|
最低取引単位 (BTC) |
|
形式 | 販売所・取引所・Lightning FX |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
API取得手順
bitFlyerへログインして「bitFlyer Lightningメニュー」から「APIキー」と「シークレットキー」を発行します。
APIキーを利用すると自動売買botとの連携が可能になり、簡単に売り買いなどの取引指示ができます。
しかし、APIキーの管理には十分に注意してください。
第三者に知られると、不正に出金されたり取引されたり盗まれたりするリスクがあります。
Pythonとの連携
TradingViewからアラート通知を受け取り、bitFlyerへ売買指示を出すためにPythonを使用します。
必要なライブラリのインストール
PythonでWebhookを受け取ったり、bitFlyerと通信するためには以下のライブラリが必要です。
- Flask
- requests
- ccxt
Webhook受信部分の作成
TradingViewからのWebhookを受信できるように「Flask」を使って簡単なウェブサーバーを立てます
FlaskとはPythonベースのフレームワークです。
以下のコードを入力してインストールします。
pip install Flask requests ccxt
「ccxt」はbitFlyerと通信するためのライブラリです。
インストール後、受信部分を作成します。
from flask import Flask, request
app = Flask(__name__)
@app.route('/webhook', methods=['POST'])
def webhook_received():
data = request.json
# ここでbitFlyerに売買指示を出す関数を呼び出します。
return '', 200
if __name__ == '__main__':
app.run(port=5000)
API注文部分の作成
Webhookで受信した情報を元に、bitFlyerのAPIを使用して注文します。
ccxtライブラリを使って、bitFlyerに注文指示を出す関数を作成します。
import ccxt
def send_order_to_bitflyer(side, amount):
api_key = 'YOUR_BITFLYER_API_KEY'
api_secret = 'YOUR_BITFLYER_API_SECRET'
bitflyer = ccxt.bitflyer({
'apiKey': api_key,
'secret': api_secret
})
order = bitflyer.create_order('BTC/JPY', 'market', side, amount)
return order
自動売買の流れと設定
TradingViewでアラートを送信する設定と、bitflyerへ売買指示を出す設定をしましょう。
TradingViewでアラート設定
- TradingViewを開き「インジケーター、指標、ストラテジー」から「ストラテジー」をクリック
- 23種類のストラテジーの中から選択
- アラート設定の条件を選択したストラテジーに合わせる
- アラート通知の「Webhook URL」にチェックを入れる
Webhookで送信
Webhookで送信設定したエンドポイントに対して、アラート情報がPOSTリクエストとして送信されます。
仮に今回作成したサーバーのURLを入力します。
http://your_server_ip_or_domain:5000/webhook
PythonでbitflyerのAPIを操作
Pythonを使用してWebhookから受け取ったデータを元にbitFlyerのAPIを操作し自動で売買します。
システムを運用する前に通信エラーなどの問題が無いか必ず動作を確認しましょう。
まとめ
ストラテジーの設定は自動売買で勝つための重要な鍵です。
知識や経験がなくても、TradingViewで提供されている23種類のストラテジーを利用すれば、初心者でも簡単に自動売買を開始できます。
自動売買でより良い結果を出すために、 ぜひTradingViewを活用しましょう。
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