仮想通貨の自動売買システム購入で、詐欺に遭った方は少なくありません。
そのため、これから自動売買を始めようとする方は、詐欺手口を踏まえたうえで購入することが大切です。
この記事では、仮想通貨の自動売買における詐欺手口と悪徳業者を見分けるポイントを解説します。
事前対策をしっかりと行い、優良業者から間違いのないシステムを購入しましょう。
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仮想通貨の自動売買によくある詐欺手口
確実に高配当を稼げる
高配当を約束する詐欺事例は、後を絶ちません。
なかでも多いのが、過去の収益データを見せて信用を得ようとし、でたらめなシステムを購入させる手口です。
書き換えた嘘の収益データをあたかも本当のように見せかけ、稼げる理由やシステムの特性を上手く説明し、最終的に購入まで至らせます。
ただし、嘘のデータなので、稼げるわけがありません。クレームを入れても「過去のデータ通りになるとは限らない」と言われ、上手く丸め込まれて返金対応に応じてもらえず購入者は泣き寝入りです。
そもそも仮想通貨の性質上、確実に稼げる話も高配当を約束できる話も基本的にあり得ません。
そのため、知識のない未経験者が詐欺に遭いやすく、狙われやすいのが現実です。
振り込め詐欺
「自動売買システムを獲得できる権利を得ました」「10台限定の高性能システム無料配布の抽選に当選しました」といった嘘のメールを送り、振り込め詐欺をしてくる業者も多いです。
無料で貰えると記載されているにも関わらず、手数料や権利料として振込みをさせてきます。
ただし、肝心なシステムが一向に届かないまま、最終的に音信不通でお金だけ取られるといった詐欺手口です。
身に覚えがなければ無視できますが、詐欺サイトに登録して後日当選メールが送られてくるケースもあります。そのため、見分けがつきにくくたちが悪いです。
甘い話には裏があるとよく聞くように、無料システムで振り込みを促してくる業者は詐欺を疑った方が良いでしょう。
入金後に連絡が取れない
信頼できる情報と現実的な数値を記載している業者でも、入金後に連絡が取れなくなったという事例があります。
特に、音信不通後に記載してある会社に連絡しようとすると「法人記載なのに存在しなかった」「住所がでたらめだった」というのはよくある話です。
業者だから安心できるというわけではないので、購入前にはしっかりと会社情報をリサーチしておきましょう。
元本保証の約束
元本保証の約束をしている業者は、ほぼ100％詐欺です。
そもそも、元本保証を約束して資金を集めるのは出資法違反であり、銀行や信用金庫などの金融機関以外は認められていません。
よって「成果が出なければ返金対応を行う」「損失額の補填をする」といった文言は、疑いから入って怪しい業者と考えておいた方が良いです。
また、成果と関連しない返金対応に関しても、難癖をつけて応じてくれない業者は存在します。そのため、返金対応があるから安心と過度に思い込まないようにしましょう。
SNSによる詐欺
SNSに稼いだ実績を記載し、信用させたうえでシステムを購入させる詐欺も相次いでいます。
なかには、長期間やり取りをした後に詐欺に及ぶ業者もいるので、急な怪しいDMに限る話ではありません。
実際に、ビジネス特化型SNSのLinkedIn（リンクトイン）では、偽の取引所への照会やハイリターンの約束をした仮想通貨詐欺が過去にありました。
X（旧Twitter）で仲良くなったフォロワーや投資インフルエンサーから詐欺に遭った方もいるので、安易にシステムを購入しない、金銭のやり取りをしないことが大切です。
仮想通貨の自動売買詐欺業者か見分けるポイント
金融庁に登録されている
金融庁に登録されている業者からシステムを購入すると、基本的に詐欺に遭う心配はありません。販売サイトや業者が許可をもらって運営しているかチェックしましょう。
登録業者は、金融庁の公式ページ内「金融商品取引業者等」に記載されています。
ただし、海外業者は信頼できるシステムを販売していても、日本の金融庁では基本的に無登録です。
そのため、利用したいシステムの口コミ・評判が良く、正規な運営をしていても、登録ページに記載されていないかもしれません。
とはいえ、詐欺に遭わないためには安全な業者を利用した方が良いので、見分けがつかない場合は利用を避けましょう。
投資運用業や投資助言・代理業などの資格取得
国内で信頼できる業者の多くは、投資運用業または投資助言・代理業の資格を保有して自動売買システムを販売しています。
そもそも投資運用業とは、投資家に代わって資産運用を行う投資一任業務ができる資格です。財産を預かる責任の重い業務であることから、厳しい規制を守って運営をしています。
投資助言・代理業は、投資のアドバイスや代理で契約の締結を行える資格です。
金融商品取引法に登録しないと運営できないので、詐欺や違法性のある業務を行うと厳重な罰則を受けなくてはなりません。
どちらの資格においても、信頼できる業者を見分ける大きなポイントになります。資格については運営会社のページに記載されているので、購入前に会社情報をチェックしておきましょう。
仮想通貨の自動売買詐欺に遭わないための対策
仮想通貨の知識を深める
仮想通貨の知識を深めるのは、詐欺に遭わないための基本になります。
仮想通貨の仕組み、お金の流れ、専門用語がわからないと騙される可能性が高まるからです。
未経験者の多くは、現実的にあり得ない話を信じてしまうことから仮想通貨詐欺は起こっています。
さらに、怪しいと感じたにも関わらず、悪徳業者に丸め込まれて詐欺に遭うケースは少なくありません。
自動売買以外でも「今後上がるコインがある」「預けるだけで利益が出る」といった詐欺手口は出回っているので、まずは仮想通貨の基本的な知識を深めておきましょう。
SNSや怪しいメールは無視する
SNSや怪しいメールは全て無視するくらいの気持ちを持ちましょう。個人なのか業者なのか特定できない発信元を信用するのは危険だからです。
さらに、仲の良いフォロワーだとしても、顔すら知らない赤の他人でしかありません。インフルエンサーも同様で、実態を検索しても出てこない人は実在するのか断定できないでしょう。
「市場に出回る前に決断に踏み切る人だけ儲かる」といった話をよく聞きますが、詐欺をする人はこのような購買欲求をわかせる文言を使うのが得意です。
また、SNSやメールによる連絡は、最も音信不通の手口を使いやすいです。詐欺を避けるためには、良い話に聞こえたとしても基本全て無視するようにしましょう。
高額すぎるツールは購入しない
詐欺業者に限って高額ででたらめなツールを販売しているので、金額に左右されないようにしましょう。なぜ高額に設定するかというと、稼げると勘違いしやすいからです。
基本的に、稼げるシステムと金額は比例しません。
無料や格安で稼げるシステムも存在し、実際に費用を抑えて多くの利益を出している投資家もたくさんいます。
いずれにしても、高額すぎると今後の運用に大きく響いてくるので、安い費用で自動売買できるツールを選びましょう。
まとめ
仮想通貨の自動売買詐欺は頻繁に行われているので、注意が必要です。
なかでも「稼げる」「元本保証」といった甘い文言には裏があると考えておきましょう。
さらに、SNSや情報の少ない業者からの購入は、避けておいた方が良いです。
金融庁の登録許可や資格保有の業者に限定し、仮想通貨の知識を深めて詐欺を避けつつ利益へと繋げていきましょう。
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