株の自動売買は超便利!正しく理解して利益を上げよう!

FXでの自動売買や、仮想通貨でのbotのように、株式トレードにも自動売買は存在します。

もしかすると、あなたの想像している自動売買とは、少し違うかもしれません。

というのも、FX自動売買のように、何度も設定をやり直して、バックテスト・フォワードテストを繰り返して…

のようなものではないからです。

意外かもしれませんが、詳しく説明していきましょう。

目次

株の自動売買

株の自動売買で、よく思い違いをしている人もいますが、ロボットのようなシステムが、すべてを自動でおこなってくれるわけではなく、ご自身で銘柄を選択しなければなりません。

自動売買といえど、フルオートではなく、購入から売却までを自動でおこなってくれるシステムに過ぎません。

銘柄を選択し、売買のタイミングを設定していれば、あとはソフトが自動で設定通りに売買を繰り返してくれるというものです。

しかし、利益を上げる確率の高さや時間の早さは、裁量トレードよりも自動売買のほうが優れているでしょう。

ロボットアドバイザー

自動売買と似たようなものに、ロボットアドバイザーがあります。

ロボアドは、AIが銘柄選択から売買のタイミングまで、すべてを自動でおこなうシステムです。

自動売買と聞いて、一般的に想像するのは、このロボットアドバイザーのほうでしょう。

ロボアドなら、株の運用のすべてを一任することができます。

株に関しての、ファンダメンタル分析やテクニカル分析の知識・経験は不要です。

しかし、よく分からない企業の銘柄や、財務表上健全でない、危なっかしい銘柄も取り込む可能性もありますので、いくら運用のすべてを一任できるからといって、ロボアドだけを信頼しきってしまうのも危険です。

自動売買の種類

株の自動売買のシステムには、複数の種類が存在します。

どの種類が、自分に合っているのか知っておくのは重要です。

簡単にではありますが、その種類について説明していきます。

指値注文

一番代表的な手法です。

「○○円以下で買い」「○○円以上で売り」のように、価格が安くなったら買い、高くなったら売りという手法です。

有利な価格でエントリーするときや、利益確定をするときに出しておくと便利です。

忙しくてチャートを見る時間がない場合でも、有利なポジションを取るのに有効です。

逆指値注文

指値注文と逆で、「○○円以上で買い」「○○円以下で売り」という注文です。

たとえば、レンジ上限のブレイク狙いや、直近高値を更新すればトレンドに勢いが出そうなときに、逆指値注文を入れておくことで、チャートに張り付かなくても、エントリーできます。

「この安値を割ったら逆行するな」というシチュエーションでは、損切ポジションとして逆指値注文を出しておけば、感情に左右されることなく損切できます。

W指値注文

指値注文と逆指値注文を同時に出すことができます。

「○○円以上で利確」しかし「○○円を割ったら損切」というように、注文を出したあとは放置しておいても安心な注文方法です。

±指値注文

始値、前日終値、約定価格などの価格を基準にした注文方法です。

「始値から○○円上がったら買い」、「前日終値から○○円下がったら売り」のような注文方法です。

Uターン注文

「○○円で買い注文、その買い注文が約定したら、○○円で売り」というように、買い注文と売り注文の価格を同時に予約しておくという注文です。

よく±指値注文と合わせて使用されることが多いです。

リレー注文

1つ目の注文が約定したら、瞬時に2つ目の注文を出すという注文方法です。

「A株を○○円で売り注文」して、A株の売却が約定されたと同時に「B株を○○円で買い注文」が発動される仕組みです。

売却益を元手に、次の銘柄への乗り換えを考えているときに便利な注文方法です。

時間指定注文

その名の通り、「〇時〇分に買い」や「〇分後に売り」などの注文方法です。

たとえば、「〇時〇分までに約定しなければ取り消し」、「〇分間、指値注文が約定しなければ、成行注文に変更」、「〇時〇分になったら成行注文」など詳細設定も可能です。

トレーリングストップ注文

上昇トレンド中は価格がグングン上昇していきます。

その時に、価格の上昇に合わせて、一定の間隔を保ったまま、損切ラインも上昇します。

そして、あるとき下降トレンドに転換し、価格が落ちてきたときに損切ラインで決済となるような注文です。

トレンド発生時の局面で、利益はある程度確保したまま、損切ラインをジリジリ追随させる、とても効率のよい注文です。

IOC注文

「Immediate Or Cancel」の頭文字を合わせた注文で、直訳すると「即座に、でなければキャンセル」という意味になります。

自分が指定した価格、もしくは指定した価格より有利な条件で即座に約定できなければ、注文をキャンセルするという注文方法です。

発注後の注文取消をする手間を省けます。

自動売買におけるメリット

裁量トレードと比べて、自動売買にはメリットが存在します。

とくに経験の浅いトレーダーや、日中は仕事で忙しい人にはうってつけのツールです。

メリット

時間を気にせず運用できる

自動売買をする上で最大の利点が、時間に縛られずに運用できる点でしょう。

株式市場の場合、9時~17時までしか市場がオープンしておらず、この時間帯は多くの人が仕事中のはずです。

その合間を縫ってチャートを確認しなければなりません。

しかし指値注文などを上手く使えば、仕事中でも運用することができます。

感情抜きで損切できる

トレードをおこなう上で、損切は絶対に避けては通れません。

しかし、いざ自分の手で損切をおこなう時は、不安になったり、冷静ではいられません。

その結果、損切ラインをズラしたり、損切設定をしない人もいます。

これは、非常に危険です。

しかし逆指値注文で、損切ラインを設定しておけば、知らないうちに損切決済をしてくれるので、とても安心です。

初心者にもオススメの証券会社

インヴァスト証券

インヴァスト証券のユーザーの41%が投資未経験者です。

投資経験1年未満のユーザーも加えると50%以上が超初心者ということになります。

なので、初めて投資を始める人にはオススメの証券会社となっています。

auカブコム証券

auと三菱UFJファイナンシャルグループという、ブランド力の大きな企業が提供するネット証券会社です。

自動売買のツールの数が多く、マイナーで他社ではあまり取り扱っていない注文方法も取り扱っているようです。

さらに自動売買関連の特許も多数取得しています。

OANDA証券

こちらは、中上級者向けになります。

OANDA証券の提供するプラットフォームがMT4なので、MQL4マーケットに多数の自動売買ツールが販売もしくは無料提供されています。

なので、MT4を使うことで、FXのような自動売買も可能になるかもしれません。

おわりに

株トレードでの自動売買は、FXの自動売買ツールに比べると、少し見劣りする部分があります。

これは株式市場が9時~17時までの限定的な時間でしか稼働できないことや、プログラミングの難しさが原因のようです。

なので、FXの自動売買のようなものを期待・想像していた人からすると、肩透かしをくらったような気がするかもしれません。

しかし、単純だからこそ安定しているもので、上手く活用すれば、大きく利益を上げることも可能です。

これを機に、株式で自動売買を始めてみませんか?

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