「自作EAのメリットやデメリットは?作り方も分かりやすく解説!」

便利で手間をかけなくても稼げてしまうEAですが、自作システムを作った事はありますか?

自分でストラテジーを開発するためには、知識や経験、市場の動きが分からなければ難しいでしょう。

自作するのであれば、ある程度自動売買を経験した人に推奨します。

なので、今回は経験者向けにEAの作り方を簡単に解説いくのでリスクも踏まえた上で始めるようにしましょう。

~本記事で分かる事~

  • プログラミングの知識が身につく
  • EAの始め方や作り方がわかる
目次

EAは自作できる?

FXではEAが注目されていますが、自作した経験のある人は少ないのではないのでしょうか。

元々EAシステムが備わった選択型やリピート型を対象としたツールでは、簡単に出来てしまうというメリットがあります。

しかし、自作するとなるとリスクも高まる上に時間と労力、プログラミングの知識など難易度が高くなっていきます。

適当に作って初めてしまうと、大きな損失になってしまう事があるのでストラテジーの仕組みや市場の動きが分かるようになってから始めたほうがいいでしょう。

自作に必要なもの

リスクが分かれば、EAの作り方について早速見ていきましょう。

まずは自作に必要な環境を整える必要があります。

EAを作るのに必要なものは以下の通りです。

  • PC…プログラミングやストラテジーを組み込むために必要な本体
  • MT4…コードを書き込むための環境
  • VPS…パソコンを最適化し、故障や重くなるのを防ぐための機材
  • 自動売買ツール…銘柄の選択や取引先

VPSに関しては必須とまでは言いませんが、パソコンを快適に回すのに必要な機材です。

MT4は自作システムを開発するのに必要なツールで、PCは本体で動かすものでしょう。

手間がかかる

EAを作るのに手間がかかってしまうというデメリットがあります。

EAを動かすためにはプログラミング言語や入力タグの教養など、基礎的な事から細かい英語まで覚えなければなりません。

これから始める方にとっては手間がかかってしまいますが、最後まで頑張っていきましょう。

自作EAが出来るまでのプロセスを解説!

自作EAに必要な機材を知ったとろこで、次はプロセスを解説していきます。

FX経験者なら口座開設や入金のやり方などは充分承知であるため、手間が省ける上に簡単に進める事が出来ますよ。

始め方は大して難しくはないので、手際よく進めていきましょう。

【ステップ①】使うストラテジーをあらかじめ決めておく

まずは自作したいと思う理想のストラテジーをイメージしてみましょう。

細かくイメージする必要はなく、必要な大部分だけで充分です。

それからバックテストして、不備があれば修正という形をとっていくようにします。

例えば…

  • 移動平均線を元にゴールデンクロス、デッドクロスで売買を判断する

このようにあらかじめ決めておく事で、EAが作りやすくなります。

【ステップ②】証券会社の口座開設

自分に合ったストラテジーをイメージする事が出来れば、次は証券口座開設に入っていきましょう。

自作システムを開発しても、応用できる場所を見つけなくてはいけないので自動売買ツールを利用します。

自作システム導入が可能な証券会社は以下の通りです。

  • OANDAJAPAN
  • 楽天証券
  • 外為ファイネスト
  • FOREX.com
  • 外貨ex byGMO…等

これらの証券口座を開設する事で、自作システムを導入して取引する事が可能になります。

【ステップ③】VPSの契約

次はVPSの契約を行っていきましょう。

VPSというのはパソコンが重くならないように最適化するもので、サーバー上にあるパソコンをレンタルできるサービスとなっています。

MT4を使うにあたって24時間稼働させなければならないため、VPSなしで起動させ続けるのは負担が大きいのです。

なので、パソコン本体ではなくVPSで運用するようにしましょう。

VPSは有料ですが、初期費用は無料で大体月額500円で提供している業者もあるのでコスパも考えて選んでいくようにします。

おススメVPS

  • conoHa VPS
  • さくらのVPS
  • お名前.com VPS

【ステップ④】MT4の導入

必要な環境の1つにMT4は必須で、テクニカル指標やEAが自作できるアプリやソフトのようなものです。

MT4が導入された証券会社は上述しているので、口座開設を済ましてVPS環境を整えたらソースコードを作って導入していきましょう。

【ステップ⑤】入金する

MT4を提供している証券会社で口座開設を済ませれば、後は入金します。

そして、利用しているVPSにもMT4のダウンロードしてインストールすれば反映されたことになります。

これで自作EAで取引を開始する事が可能です。

自作EAの作り方!

それでは本格的にEA開発に挑戦してみましょう。

EAを作るにはプログラミングの知識が必要であると上述しましたが、具体的にどのような言語なのか、または動かすために必要な機能について解説していきます。

MQL言語を理解しよう

本格的にプログラム作成に当たっていくのですが、必要なプログラミングはMQL言語と呼ばれるものになっています。

MQL言語とはシステムトレードをする場合に特化したもので、以下の3種類によって成り立っています。

  • カスタムインジケーター…チャート上に様々な情報を組み込む
  • EA(Expert Advisor)…指定された条件に売買を行うプログラム
  • スクリプト…チャート設定の処理

MQL言語を使いこなせるようになれば、自分の理想となるストラテジーを作成する事が実現可能です。

今後の市場の動きにあったオリジナルのストラテジーを開発し、利益を最大化していきましょう。

関数を使って動かしてみよう

MQL言語について理解したら、次は関数を使って動かしてみましょう。

MT4のソースコードで関数を入力して、ストラテジーを開発していきます。

ソース画面に移動するときはメニューから開いて「メタエディター」というを選択すると出来ます。

プログラミングが初心者にとっては、「EAつくーる」や「MT4EAエディタ」などの作成ツールがあれば簡単に入力できるので試してみるのもいいです。

テンプレートで頻繁に使われるコードは以下の通りです。

  • OnInit関数…スタート時の処理
  • OnDeini関数…終了したときの処理
  • OnTick関数…値動きに合わせて実行するときの処理

他にもEA基本設定に必要なproperty設定や注文を出すときに使うオーダー関数など様々です。

動作確認してみよう

ソースコードの作成が出来たら、バックテストやフォワードテストで検証していきましょう。

本当に自作したストラテジーが過去のものから未来のものまで利益を引き出す事が出来るのか確認していきます。

バックテストはMT4から直接行う事も可能です。

手順としては「表示」メニューから開き、「ストラテジーテスター」という所をクリックすればバックテストの設定画面が表示されるようになります。

期間の設定では長すぎると中断してしまう可能性があるため、まずは1年間を設定するのがいいです。

慣れてきたら長くしていきましょう。

フォワードテストではデモ口座で行っていきます。

デモ口座では「OANDAJAPAN」がおススメです。

フォワードテストを行う際は24時間稼働させなければならないため、VPSを接続しておくことを推奨します。

自作EAの注意点

自作EAの作り方について、イメージ出来たでしょうか?

次はEAを作るにあたっての注意点について解説していきます。

ストラテジーを開発するのは楽しいのですが、リスクもあるためしっかりと確認しておく必要があります。

テストを取る事

動作確認はとても大事で、フォワードテストとバックテストは必ず取るようにしておきましょう。

これからの市場に会っているものなのか、今までで似たような利益を出しているチャートは存在するのかなど、確認は必須です。

利益を出すためにストラテジーを開発しているので、市場に合っていなければ修正していきましょう。

コストが高くなるので注意!

作成ツールではコストが高くなってしまうので、財布と相談しながら使用するようにしましょう。

費用の内訳は、年間のライセンス料とEA1本に対する料金が数万円発生する事もあります。

また、VPS環境やMT4でも有料なものがあるため、利益を出しても稼げない事もあるので、コストを考えるようにしましょう。

まとめ

EAの作り方について解説しました。

EAを作るのは楽しい上に、独自のストラテジーを開発できるのがメリットです。

しかし、料金コストがかかることやプログラミングなどの知識が必要不可欠な点に対してはデメリットとも言えます。

作成後はちゃんとテストをするようにして、利益が出せるものなのか確認しましょう。

最高のオリジナルのストラテジーが作れると良いですね。

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