自動売買の「設定型」について知っておくべきこと!自動売買で勝つためのヒントも掲載!

みなさんは、自動売買でトレードしてますか?

今回の記事の内容は、これから始めてみたいという人、トレード未経験者は必見です。

また、自動売買でトレードをやっているけど、「なかなか収益につながらない」という人にも読んでいただきたい内容になっています。

目次

主な自動売買3種

まず、自動売買は大きく3種類に分類されます。

1つひとつ簡単に解説していきます。

リピートタイプ

リピートタイプは、初心者・未経験者にも扱いやすく、あまり大きな損失を出すこともありません。

特徴としては、決まった値幅間で売買を繰り返すロジックを採用しています。

たとえば、90円~92円という値幅を決めておけば、その間を価格が上下するたびに、買ったり売ったりを自動で繰り返します。

ドカンと大儲けというより、コツコツと利益を積み上げる戦略ですので、一気に爆益!という夢のようなシステムではありません。

設定する値幅の間隔を狭めることで、損失もコントロールしやすいので、「気付けば資金がマイナス」といった事態も起きにくいです。

選択タイプ

選択タイプは、リピートタイプと同じくらい、日本国内で普及しています。

注文条件・注文方法が設定されているシステムを数ある中から選択するだけのものなので、未経験者でも比較的扱いやすくなっています。

証券会社によっては、よく使われているシステムや、よく稼いでいるシステムなどをランキング形式で表示されているので、その中から気に入ったものを選択するのもOKです。

ただし、「ランキング1位のシステムだから絶対稼げる」というほど単純ではありません。

また、注文条件・注文方法の中身がチンプンカンプンなのに、「全然稼げない!」といったことにならないように、ある程度は、相場のことも勉強しておきましょう。

設定タイプ

設定タイプは、少し自動売買や相場に慣れてから使うほうが良いと思います。

難しくはないですが、リピートタイプ・選択タイプほど単純ではありません。

証券会社によって異なりますが、既存のロジックが数十種類ほど存在しており、その多くの種類の中から、どのロジックを組み合わせるのか、自分で設定できるようになっています。

しかし、トレンド相場かレンジ相場かによって、ロジックを組み直す必要があったり、自分の組み合わせたロジックがトレンド相場向きならば、レンジ相場の間は、設定を変更、または停止しておく必要などもあり、自分でロジックをコントロールする技術も必要になってきます。

また、提供されるロジックの内容についての知っておくほうが有利なので、自動売買のロジックや相場での経験が付いてきた「脱・初心者~中級者」くらいで扱ったほうが良い自動売買です。

設定タイプはビギナー向きではない

自動売買に初めて挑戦する人や、経験の浅い人は、「リピートタイプ」から始めましょう。

もしも、SNSや広告などで、「未経験者でも稼げる」とか「秒で爆益」みたいな甘言には決して騙されないように気をつけましょう。

相場の知識が必須

まず前提として、裁量トレードでの経験は必要です。

設定タイプのシステムトレードを使用する場合、テクニカル指標、水平ラインやトレンドラインなどを基準に売買エントリーが発動されるので、テクニカル分析の技術やライントレードの技術を知識・経験として持っておく必要があります。

設定次第では大損

たとえば、Lot数が「0.1」と「0.01」では大きく違ってきます。

また上記に記載したテクニカル指標の数値、売買の方向など、ケアレスミスでは済まされないことがあります。

それを、自分で設定し、管理しなければなりません。

上昇トレンド、下降トレンド、レンジなどで、機能する指標もあれば、機能しなくなる指標もあります。

その数値をコントロールする技術、現在の相場状況を見極める力が必要になります。

取扱い業者が少ない

そもそも、日本国内で「設定タイプ」を扱っている業者が少ないです。

日本では、自動売買のほとんどが「リピートタイプ」か「選択タイプ」になります。

国内で「設定タイプ」の自動売買を扱っている会社は以下の4つになります。

インヴァスト証券

FXプライム by GMO

マネーパートナーズ FXnano

auカブコム証券

また、海外のFX会社で口座開設すれば、MT4/MT5をプラットフォームとして使用できるので、「設定タイプ」を使う場合に、多くのストラテジーをインストールできるため幅が広がります。

設定型のメリット・デメリット

続いて、「設定タイプ」を使うメリットとデメリットを紹介します。

メリット

・裁量トレードの補助として使える

完全に自動トレードに頼りきるというよりは、裁量トレードもできるけど、「エントリーや決済の精度を高めたい」と思っているトレーダーには補助として使うのもアリです。

・「設定タイプ」でもオリジナルの自動売買が作成可能

プログラミングの知識がなくても、ロジックを掛け合わせることで、自分オリジナルのシステムを作成することができます。

デメリット

・FX会社から提供される項目には限界がある。

メリットの部分でも言いましたが、オリジナルのシステムを作成することは出来ますが、FX会社から提供されるロジック・システムの項目には限界があります。

プログラミング言語で構築されたオリジナルほどの自由はありません。

・完全放置はできない

自動売買すべてがそうですが、急な変動などには対応できません。

さらに設定タイプの場合、一度設定したものが、ずっと使えるわけではないので、相場状況などに応じて、停止したり数値を変更したりしなければならないため、完全放置は出来ず、こまめに相場をチェックする必要があります。

収益につながる設定を組むヒント

自動売買で収益につながらないのは、ロジックやシステムのせいではなく、トレーダー本人に原因がある場合がほとんどです。

自動売買で稼ぐためのヒントを4つ紹介します。

複雑な設定にしない

自動売買の設定はシンプルにしておく方が、意外と稼げます。

「あれもこれも」と良さそうなインジケーターをたくさん使ったり、自分であまり理解できていない指標を使うと危険です。

裁量トレーダーでも、稼げるトレーダーは意外と「インジケーターは2つしか使っていないです」みたいな人が多いです。

メジャー通貨しか扱わない

マイナー通貨でトレードすると、たまに爆益になることが多いです。

なので、そればかり狙ってマイナー通貨で取引する人もいますが、それはもはやギャンブルです。

マイナー通貨は通貨自体が不安定なため急騰・急落を起こしやすいのですが、失敗するときは一気に資金を失うこともありますし、なかなか相場が読みづらいので無理なトレードを続けることになります。

メジャー通貨で、しっかりコツコツと利益を積み上げていくのが自動売買のスタイルといえるでしょう。

相場に適した設定を用意

トレンド相場にはトレンド相場に合ったロジックやテクニカル指標を使いましょう。

自動売買で楽に稼ぎたいからと言って、過去に一度設定した自動売買を起動させて、そのままずっと稼ぎ続けることはありません。

定期的に相場の状況を見て、トレンド相場に適したロジックなら、レンジ相場のあいだは停止しておく。などと自動売買をコントロールすることが資金管理につながっていきます。

コロコロ設定を変えない

設定をコロコロ変える人も多いです。

「バックテストの結果がいい」とか「この設定で稼げました!」などを理由に設定し、実際のトレードで思うように利益が出ないので、すぐに「他にいい設定は無いかなぁ」と確実に稼げる設定を探し続ける人もいます。

まずは2週間~1か月ほどは同じ設定でやってみることが大切です。

また、バックテストの結果で選ぶのではなく、ロジックの内容、どのようなトレードをやりたいのか?を判断基準にすることで、ある程度の「使える設定」、「必要なロジック」などが決まるので、設定を選ぶ範囲を狭めることができます。

おわりに

初心者や未経験でも使える自動売買もあるので、いろんなFX会社を見てみましょう。

そして、FXトレードがどんなものか知り、もっと他の自動売買も使ってみたいと思うときが来ると思います。

「設定型」の自動売買が使えると、やりたいトレード・できるトレードの幅が広がるので、しっかりと相場で経験を積みましょう。

そして自動売買で稼げない人は、もう一度、「収益につながる設定を組むヒント」を読み直しましょう。

厳しいことを言うようですが、トレードで利益を上げられない人の原因の多くはトレーダー自身です。

なので、トレード技術はもちろんですが、感情コントロールの技術も磨いていきましょう。

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