自動売買はGMOでは使えない？他の方法を解説

2023年10月29日

GMOクリック証券（FXネオ）の自動売買について「使えないと聞いたのに市場に出回っているのはなぜ？」と疑問に感じている方は意外と多いです。

そこでこの記事では、GMOクリック証券の自動売買について詳しく解説していきます。

また、自動売買が使えない場合の代わりの方法や専用ツールについてもご紹介していきます。

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GMOクリック証券（FXネオ）は自動売買できない

結論からいうと、GMOクリック証券で自動売買は利用できません。

公式ページに記載がありますが、規約として利用が認められていないからです。

さらに、FXだけでなくCFDや株式などその他でも認められておらず、GMOクリック証券で使えるのは用意された専用ツールのみになります。

ただし、GMOから自動売買の利用承諾をもらっている業者があると聞いた方もなかにはいるでしょう。

注意してほしいのが、GMOが提携を結んでいる外部業者はないことです。

これは販売だけでなく、レンタルやリースなども同様です。もし騙されて利用してしまうと、取引に制限がかけられ、最悪のケースでは口座凍結や法的措置を取られる可能性があります。

それでは自動売買をしたいならどうするかというと、GMOクリック証券には代わりの方法として「予約注文」が用意されています。

自動売買に比べると若干手間がかかりますが、半自動化した取引が可能です。

実際に、予約注文を活用して稼いでいるトレーダーもいるので、使いこなせれば効率アップへと繋げられるでしょう。

GMOクリック証券はMT4・MT5も利用不可

補足ですが、GMOクリック証券はMT4・MT5の利用もできません。

規約に「利用を認めない」旨が記載されており、使えるのは独自提供しているプラットフォームのみです。

MetaTraderのツールを利用したいなら、その他認められたFX業者で口座開設するか、分析のみMT4・MT5を活用して専用プラットフォームで取引するくらいしか方法がありません。

なかには「裏技がある」と勧める方もいるようですが、違反するリスクの方がよっぽど高いので、無理やり連携させるのは止めておいた方が良いです。

GMOクリック証券で使える3種類の予約注文

OCO注文

OCO注文とは、2つの予約注文を同時に発注し、どちらか片方が約定したらもう一方がキャンセルされる注文方式です。

例えば、現在のレートが140円で「145円に上がれば売り注文したい」「135円に下がれば買い注文をしたい」と仮定します。

ここでOCO注文することで、145円になった段階で売り注文が約定し、135円の予約注文は取消されるといったイメージです。

新規注文とポジション保有時の決済注文の両方で使えるので、有効活用すればリスクを抑えたり半自動化して利益を出したりできます。

新規注文の活用法を1つ挙げるとするなら、レートがレンジ相場内で収まると予測できる時です。

上限・下限のレートを判断できれば、価格は上下を繰り返しながら戻っていくので、利益を生み出すのが可能となります。

決済注文の場合だと、利確と損切りに活用できます。

現在のレートも買い注文した価格も140円だった場合、145円の指値注文と135円の逆指値注文のOCO注文をすれば、自動売買と同じように利確損切りが可能です。

自動売買よりも手間が増えますが、予約注文のたびに現状把握のためのチェックができるので、任せきりだと不安に感じる方にとってはメリットといえます。

IFD注文

IFD注文は、新規注文と決済注文を同時に出す予約注文方法です。

例えば、レートが145円に達したら相場が下がると予測し、140円で利確したいと仮定しましょう。

ここで145円の売り新規注文と、利確のための140円の決済注文を同時に行えるのがIFD注文になります。

1つの予約注文を自動化して行える画期的なシステムですが、新規注文したら決済注文の金額に達するまで決済しません。

要は、利確か損切りのいずれかしか設定できないので、自動売買に比べると手間が増えてしまいます。

ただし、GMOクリック証券はIFD注文とOCO注文を組み合わせることが可能です。その注文方式について、下記を見ていきましょう。

IFD-OCO注文

IFD注文で新規注文を約定させ、OCO注文で利確・損切りの2つの決済注文ができる予約注文方法です。

このIFD-OCO注文を活用することで、限りなく自動売買に近い方法で取引が可能となります。

ただし、あくまで予約注文なので、売買のレートやタイミングの決定は全て自分で行わなければなりません。

結論、チャート分析は他のツールで行い、裁量取引を予約して半自動化したのが予約注文であり、自動売買に一番近付けた形がこのIFD-OCO注文になります。

GMOクリック証券（FXネオ）で使える優秀なツール

GMOクリック証券は独自プラットフォームとして、初心者でも使いやすく見やすい無料ツールを提供しています。

MT4・MT5や他のツールとは違った優秀な部分がたくさんあるので、まずはFXネオで使えるプラットフォームとして以下を見ていきましょう。

GMOクリックFX

Android、iPhoneで使えるプラットフォームです。さらに、最新のAppleWatchにも対応しており、外出時でもスタイリッシュにFXができます。

GMOクリックFXの特徴とメリットは、以下の通りです。

取引情報や過去の損益などがカレンダーでチェック可能
チャートやローソク足の色をカスタマイズできる
チャートで価格ラインの指定が可能
4分割チャート画面に設定できる
チャート画面ですぐに購入できるスピード注文がある

他のスマホアプリにはない機能も搭載されており、使いやすいよう自分なりのカスタマイズだって可能です。デモ取引も付いているので、まずは無料で試してみてください。

はっちゅう君FX+

Windowsに対応した高機能プラットフォームで、初心者から上級者まで多くの方が活用しています。

はっちゅう君FX+の特徴は、以下の通りです。

取引機能をフリーレイアウトでカスタマイズできる
1クリックで注文できる「スピード注文」搭載
チャート上で即時注文が可能
複数建玉の成行決済が一括でできる

さらに、人気のテクニカル指標が豊富に用意されており、予約注文する際のチャート分析に活用できます。

搭載されているテクニカル指標は、以下があります。

9種類のローソク足
SMA
EMA
ボリンジャーバンド
一目均衡表
MACD
RSI
RCI
ストキャスティクス

これらチャート上でも注文できるので、利便性としてはかなり高いです。

WindowsのPCを使っている方は、ぜひ活用してみてください。

PLATINUM CHART

WindowsとMacの両方で使えるプラットフォームで、FXネオだけでなくCFDにも対応しています。

PLATINUM CHARTの特徴は、以下の通りです。

FXとCFDのチャートを並べて表示できる
スピード注文が可能
1つの画面でFX・CFDのチャート比較ができる
テクニカル指標ははっちゅう君+を超える38種類
25種類の描画オブジェクト
最大16パネルのチャートが表示できる

多機能を搭載したプラットフォームになるので、使いこなせれば自動売買ができずとも利益を出しやすいです。

ただその分、はっちゅう君+より操作性が複雑に感じるかもしれません。

PCで運用する方はデモ取引で2つのプラットフォームを試してみて、自分に合うのはどちらか比較してみてください。

CFD・株式などその他取引で使えるツール一覧

FXネオ以外で使える無料プラットフォームは、以下の通りです。

名称	対応種別	対応デバイス	特徴
PLATINUM CHART	FX CFD	Windows Mac	豊富なテクニカル指標
GMOクリックCFD	CFD	Android iPhone	金・株式・原油など全CFDがスマホで完結
はっちゅう君CFD	CFD	Windows Mac	高機能かつ使いやすさに長けたツール
GMOクリック株	株式	Android iPhone	PCとほぼ同等の環境で取引可能
GMOクリックforiPad	株式	iPad Mac	銘柄の登録で最新情報がタイムリーで届く
スーパーはっちゅう君	株式先物OP	Windows	全ての板情報が表示できる最新盤フル板に対応
iClick外為OP	外為OP	Android iPhone	相場分析を向上させたトレンドライン描画
GMOクリック株BO	株BO	Android iPhone	PCとほぼ同等のテクニカル指標