自動売買で投資信託するメリット・デメリット

株の運用には自動売買や投資信託などがありますが、どの方法が効率良く稼げるのか気になる方は多いでしょう。

今回は、株式の自動売買・ETF・投資信託の違いについて紹介します。

また、株で自動売買を利用した際のメリット・デメリットも解説するので、自分に合った運用方法を検討する際の参考にしてください。

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目次

株式の自動売買・ETF・投資信託の違い

投資

株式の自動売買とは

あらかじめ設定した条件に基づき、買いor売りを自動で繰り返してくれるシステムのことです。

チャートを見てエントリーポイントを探す手間を省けるので、日中に時間が取れない忙しい方でも利益のチャンスを逃しません。

また、利用するツールによっては、ランキング形式に並んだ利用者の実績から取引条件を選択できるものも存在します。

結果、株取引の上級者が時間効率をアップできるだけでなく、初心者がいきなり利益を狙うことだってできるので、どんな方でも利用するメリットがあります。

ETFとは

ETFとは東京証券取引所や大阪証券取引所などの金融商品取引所で投資信託をすることで、いわゆる上場投資信託を指します。

投資信託の一種ではありますが、株式取引と同様に証券会社を通じて買いor売りが可能です。

さらに、ETFには市場平均を狙うインデックス型と連動性を狙わないアクティブ型の2種類があり、利益の狙い方が幅広く存在します。

また、ETFでも自動売買が利用可能でき、代表的なツールにインヴァスト証券のトライオートETFがあります。

トライオートETFの「自動売買セレクト」を使うと自分だけのオリジナルアイデアで自動売買できるので、普段活用している取引の仕組みをそのままにして運用ができるでしょう。

投資信託とは

投資信託(ファンド)とは、あらゆる投資家の資産を運用のプロにひとまとめにして預け、利益が発生したら投資家へと還元する金融商品のことです。

投資家は資産を預けるだけなので、株式の知識が全くなくても運用できますが、どのファンドに託すかが重要となってきます。

同じ投資信託の一種であるETFとの違いは、以下の通りです。

  • 非上場なので、取引できる株式銘柄が多い
  • 手数料、信託報酬はETFより高め
  • 証券会社からの取引ができない

正直なところ、ETFと投資信託のどちらが優れているかは断言できません。

人によっては、両方に預けてリスク分散しているので、資産状況に応じて投資配分を考えていきましょう。

株・ETFの自動売買のメリット

GOOD

投資信託は基本預けるだけなので、株式運用でのメリットを考えるなら自動売買とどう違うのかを比較することが重要といえます。

他の運用方法との比較を交え、以下で詳しく解説します。

高度な知識が必要ない

利用するツールによっては、エントリーポイントや売りのタイミングがあらかじめプログラムされている自動売買があるので、高度な知識がなくても運用可能です。

とはいえ、投資信託も知識が不要であることから「自分の手で運用する自動売買の方が手間がかかるのでは?」と考える方もいるでしょう。

もちろん自動売買の方が若干の手間がかかり、最低限の知識としては投資信託より持ち合わせておいた方が良いです。

ただし、完全にファンド任せではない分、予期せぬ値動きがあれば自己判断でリスク管理ができます。

さらに、経験を積んでいくほど取引スキルの向上が見込めるので、オリジナルの分析方法を開発できれば、自動売買へと取り入れていくことだって可能です。

最低限の知識のみで運用を開始でき、次第に高度な知識を身につけられると考えると、自動売買の方がメリットが高いといえます。

金利が安く済むケースがある

ETFで自動売買を運用すると、株式取引より金利が安く済む可能性があります。

なぜなら、日本のETFを対象にすると政策金利が0.10%安くなるからです。

さらに、運用手数料が別途かからないツールも存在するので、投資信託でよくある手数料負けの概念がありません。

ただし、各証券会社が定める手数料はもちろんかかります。

あくまで自動売買を運用しても安く済むというだけなので、完全免除ではないことは踏まえておいてください。

取引チャンスを逃さない

自動売買における最大のメリットは、取引チャンスを逃さないことです。

裁量取引では外出や仕事、食事や睡眠など現実的に取引できない時間帯が出てきますが、自動売買なら24時間取引ができます。

深夜に開催される海外ETF、日中の日本ETFまで全て取引できるので、取引銘柄さえ設定しておけば時間を気にする必要がありません。

さらに、ニュースや経済指標新聞を見て、特定のETFが瞬間的な値上がりがあると予測したとします。

自動売買だからこそその場で設定して買うことができますが、投資信託だと自己判断で取引できないので、利益のチャンスを失いかねません。

ファンド任せではなく自分で運用できるゆえの大きなメリットといえます。

株・ETFの自動売買のデメリット

落ち込む男性

相場の急変に弱い

自動売買は相場の急変に弱いので、完全に任せきりになると多額な損失を抱えるリスクがあります。

一方、投資信託はファンドマネージャーが専門で張り付いており、暴落すると予測できたら売る決断をしてくれるはずです。

そのため、自動売買を運用する際は過度な安心をしすぎず、外出時や仕事中でも急遽対応できるようスマホで取引が可能な証券会社で口座開設するよう心がけておきましょう。

元本割れのリスクがある

これは株式に限らずFXの自動売買でも同様ですが、確実に稼げるツールは存在しない以上、元本割れのリスクが出てきます。

ただし、これは投資信託も同じで、未来の予測は誰もできず、どこかでマイナスが生じるのは仕方ありません。

そのため、常にリスクと隣り合わせであることを踏まえ、自動売買の定期的なチェックと資金管理は怠らないようにしていきましょう。

株は自動売買と投資信託のどちらが稼げるか

比較

どちらが稼げるとは断言できませんが、長期的に運用するなら自動売買がおすすめです。

これまで解説してきたように、投資信託は預けるだけなので、長く運用しても取引スキルは身に付きません。

加えて、取引したい株式が急遽できても買うことができず、せっかくの利益のチャンスを見送るしかできないのが現実です。

一方、自動売買だと取引スキルの向上が見込め、リスク管理や取引チャンスはその都度自己判断で設定できます。

余剰資金が多く用意できるなら自動売買と投資信託を使い分ける方法もありますが、投資の幅を広げすぎるとリスクは高まる一方です。

損失が出た際にファンド任せと自動売買のどちらが納得できるのか、信用できるのはシステムなのかファンドなのか、投資は自己責任であることを踏まえた上で考えてみてださい。

まとめ

自動売買と投資信託の比較をしてきましたが、長い目で見て考えるなら自動売買をおすすめします。

現在安定している株式でも、未来が完全に予測できない以上、暴落のリスクを秘めているのが実際のところです。

事実、大きな株価調整が10年に一度発生しているとありますが、運用のプロであるファンドに任せても大損したケースは発生しています。

株運用は投資であってリスクと常に隣り合わせなので、メリット・デメリットの両方で考えても、自動売買で自分を信用した方が後々後悔しない運用ができるはずです。

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