安定した利益を積み重ねやすいと評判の自動売買EAフォースカレンシー（Fourth Currency）ですが、実態はどうなのでしょうか。
そこで今回は、フォースカレンシーの仕組みと特徴について解説していきます。それでは、見ていきましょう。
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自動売買フォースカレンシー（Fourth Currency）とは
フォースカレンシーは、最大4つの通貨ペアで取引できる変則ナンピンのEAです。
基本は短期足の相場を狙ったロジックとなっており、最もポピュラーな値動きである上下小刻みなチャートに強い特徴があります。
さらに、4通貨ペアでON/OFFの切り替えが可能なので、相場が安定せず狙いにくいと判断した時は自由に停止が可能です。
| リリース開始日 | 2022年11月 |
|---|---|
| ロジック | CYCLE+プライスアクション特化型EA |
| 対応通貨ペア | GBP/USD
EUR/USD EUR/AUD AUD/USD |
| 証拠金 | 1通貨ペアあたり10万円 |
| 想定月利 | 20％～30％ |
フォースカレンシーEAの特徴
選択できる通貨ペアは4つ
選択できる通貨ペアは、以下の4つです。
- GBP/USD
- EUR/USD
- EUR/AUD
- AUD/USD
1通貨ペアあたりの推奨証拠金が10万円なので、4つ全て取引したい場合は最低40万円が必要となります。
若干高額取引になりますが、各通貨ペアで切り替えが可能であることから、社会情勢や値動きの状況に合わせて使い分けられます。
特に、4つの通貨とも世界経済に大きな影響を与えるものばかりなので、経済指標発表時や要人による重大発言などで自由に稼働/停止ができるのはメリットといえるでしょう。
ただ一方で、フォースカレンシーには日本人になじみのあるJPY（日本円）がありません。
裁量取引ではないので与える影響は少ないですが、利用前に注意点として踏まえておいてください。
プライスアクション分析に特化
ロジックにプライスアクション分析が採用されており、いわゆる値動きに対して特化しています。
一方で、分析にオシレーターやインジケーターを一切利用していません。
これだけ聞くと分析が弱く感じるはずなので、まずはそれぞれの分析方法の特徴を見ていきましょう。
| オシレーター | 買われすぎ・売られすぎを示す指標の総称で、レンジ相場の判断に役立ち、トレンドの転換期を把握できる |
|---|---|
| インジケーター | チャートの相場分析に使われ、売買タイミングのサポートやトレンドのキャッチに活躍する |
| プライスアクション | 価格の値動きから分析するシンプルな方法 |
インジケーターによるテクニカル分析は、細分化したロジックをもとに売買のタイミングを判断します。
そのため、相場が安定している時には活躍するものの、不安定になった時に予測しない損失を抱えてしまうケースは少なくありません。
一方プライスアクションはシンプルに値動きのみで判断し、裁量取引で多く活用されています。
ここにもう1つのロジックである短期足サイクルを組み合わせることで、相場の安定・不安定問わず利益を積み重ねやすい仕組みを作り上げています。
一般的に、プライスアクションは世界の投資家心理をベースに判断しているといわれていますが、上記のロジックを完成させていることで、EAで裁量取引と変わらないプロならではの取引ができるというわけです。
短期決済で利確しやすい
一般的には各ポジションごとの損益で利確・損切りを行いますが、フォースカレンシーは全ポジションの平均値であるアベレージコストが4pipsになった時点で利益確定します。
よって、各ポジションで含み損を抱えるリスクを軽減しつつ、短期的かつ安定的な利益を積み重ねることが可能です。
長期保有による「利確できずに損してしまう」ケースも防げるので、少額でも確実に利確したい方に向いているといえます。
充実したサポート体制
フォースカレンシーには専用コミュニティの場が用意されており、不明点があればいつでもやり取りが可能です。
運営者だけでなく利用者間とも繋がりを持てるので、有識者の運用方法やリアルな実績など他では聞けない情報まで入手できるでしょう。
また、EAの紹介者がLINEにてサポートを行っているケースもあるようです。入手先となる紹介者が親身であればその分サポートの充実度はアップするので、信頼できそうな方を選んでみてください。
フォースカレンシーの運用における注意点
ロット数を適切にする
フォースカレンシーが提示している推奨ロット数「1通貨ペアあたり10万円で0.01ロット」のルールを守って運用しましょう。
なぜなら、推奨ロット数は利用者が破綻しないかつ利益が出しやすい数値として計算されているからです。
証拠金が10万円満たなかったり欲を出してロット数を上げたりした場合、どうしても破綻リスクが高まります。
特に、利確値が4pipsと小さめに設定されているので、余剰資金が多くなると高額で取引したい心理が芽生えるかもしれません。
推奨ロット数より低く設定するのはリスク管理としてOKですが、上回る数値で運用しないよう意識しておきましょう。
余剰資金での運用を心がける
必ず余剰資金内で運用するよう心がけましょう。
稼げる仕組みとして作られていますが、確実に利益が出せるとは限らないからです。
事実、紹介者が実績として公表しているとはいえ、実際に稼げるかは自らの手で運用するまで不透明です。
さらに、生活資金にまで手を出してしまうと、正常な心理で運用できなくなります。
FXに限らず投資で大事なのは「感情移入しない冷静な判断」であり、心理的負担が大きくなると損切りをしすぎたりギャンブル化したりする可能性が高まります。
また、根本となるロジックが変則ナンピン型なので、余剰資金が多く用意できたとしても、初心者が使いこなすのは難しいです。
EAは完全放置で稼げるほど簡単ではないことを理解し、自分の身の丈に合わないと思った時は別のツールを検討した方が良いかもしれません。
フォースカレンシーの設置方法
前提として、フォースカレンシーを紹介している方を経由しないと入手できません。
基本となる流れは、以下の通りです。
- フォースカレンシーの紹介者に連絡
- 案内に沿ってFX Fairで口座開設
- フォースカレンシーEAを申請
- マニュアルに沿って設置
設置方法や運用手順においては、紹介者からマニュアルが貰えるようです。
不明点があれば都度サポートしてくれるようなので、案内に沿って進めてみてください。
フォースカレンシーは稼げるのか
フォースカレンシーは、仕組みを見る限り想定月利である20％～30％は狙えそうです。
利用者の実績を見ても、確実に稼げるわけではないですが、安定した利益は積み重ねられると考えられます。
ただし、フォースカレンシーの口座開設元となるFX Fair（エフエックス フェア）は、2023年8月に出金手続きが「最大5営業日」から「最大25営業日」に変更しました。
原因には、FX Fairで不正トレードが多発した背景があり、一般ユーザーも出金遅延が起こっているようです。
フォースカレンシーの性能自体は問題ないですが、出金における懸念点は否めないので、他のEAを使った方が良いでしょう。
まとめ
フォースカレンシーは、CYCLE+プライスアクション特化型という他にはないロジックを使っていることで、安定・不安定な相場問わず利益を出しやすい仕組みとなっています。
ただし、口座開設元で出金拒否・出金遅延の問題が起きているので、フォースカレンシーに限定するより他のEAを使った方が良いかもしれません。
事実、他にも爆益で安定した利益を狙える優秀なEAはたくさんあります。実績や使いやすさを比較して、自分に合ったEAを探していきましょう。
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