CFDの自動売買に興味があるけど、儲かるの?
実際に自動売買を使用している人はどのような運用を行っているの?
CFDの自動売買に興味を持っていても、上記のような疑問があって実際に始められていない人も多いのではないでしょうか?
この記事では、CFDの自動売買についてや、仕組み、メリット・デメリットなどを紹介しています。
おすすめの証券会社や、具体的な実績や利回りを知りたい方におすすめのブログも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.CFDの自動売買について
(1)CFDの自動売買とは
そもそもCFDとは、Contract for Differenceの略で、「差金決済取引」のことを指します。
現金の受け渡しではなく取引開始時と終了時の価格差によって決済が行われる取引のことです。
株式や資源などを銘柄にした取引を、プログラムによって自動で行う方法がCFDの自動売買です。
あらかじめ「新規注文」と「決済」を行う条件を設定しておくと、機械が条件設定に従って自動的に注文を行ってくれるというものです。
(2)CFDの自動売買の仕組み
CFDの自動売買には大きく以下の3つの方法があります。
- リピート型
- 選択型
- 開発型
①リピート型
CFDの自動売買の中で、最もシンプルな方法といえます。
あらかじめ売買する金額を設定しておき、その条件に当てはまる場合のみ売買が行われ、一定の値幅(レンジ)で価格が推移するレンジ相場で効果が発揮されます。
たとえば、以下のように設定した場合、この範囲の値動きのなかで売買注文が繰り返されます。
・商品Aが10,000円になったら買い、15,000円で売り
・商品Aが11,00円になったら買い、16,000円で売り
・商品Aが12,000円になったら買い、17,000円で売り
②選択型
証券会社の自動売買システムの中で自分の投資方針に合った選択する方法です。
複雑な知識は必要ありませんが、それぞれのシステムを理解する必要があります。
③開発型
自動売買システムを自ら設定する方法です。
最も自由度が高い方法ですが、相場に関する知識やプログラミングの知識が必要なため、初心者にはハードルが高い方法といえるでしょう。
2.CFDの自動売買を行うメリット・デメリット
(1)CFDの自動売買のメリット
CFDの自動売買のメリットは主に以下の3つです。
- 感情に左右されない。
- 24時間取引できる
- レバレッジをきかせた取引ができる
①感情に左右されない
株式取引では、損切りできずに損失が大きくなってしまうことが少なくなりません。
これは「なるべく損をしたくない」という感情によるもので、人間の感情を完全にコントロールするのは難しいものです。
一方、自動売買ではあらかじめ設定した条件に則って取引が行われるため、感情に左右されないというメリットがあります。
②24時間取引できる
自動取引は一度始めてしまえば、新たな指示を出すまで取引システムが自動で売買を行ってくれます。
そのため、投資家は相場を監視する必要がなく、本業が忙しい会社員の方でも取り組みやすいでしょう。
また、24時間稼働しているため投資機会を逃すこともなく効率よくトレードすることができます。
③レバレッジをきかせた取引ができる
レバレッジとは、少額の投資資金で大きなリターンが得られることを指します。
たとえば、最低取引額100万円の銘柄の場合、レバレッジが5倍だと必要になる資金(=証拠金)は取引額の5分の1(20万円)で済みます。
このとき仮に5万円の利益が出た場合、現物取引で100万円を投じた場合の利回りは5%(5万円÷100万円)ですが、レバレッジをきかせた場合は40%(5万円÷20万円)となります。
(2)CFDの自動売買のデメリット
CFDの自動売買のメリットは主に以下の2つです。
- 元本割れのリスクがある
- トレードの知識がつきにくい
①元本割れのリスクがある
相場が急変した際、自動売買だと対応できずに損失を出す可能性があります。
②トレードの知識がつきにくい
通常は自分でテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を繰り返しながら取引を行います。そのため、一定期間たてば自然と知識を得ることができます。
しかし、自動取引では分析をしなくても自動で取引が行われるためトレードの知識はつきにくいです。
3.CFDの自動売買【金額別運用シミュレーション】
実際に金額別に運用したときのシミュレーションを見てみましょう。
(1)金額別運用シミュレーション:100万円
以下の条件で運用した場合のシミュレーションです。
固定損益
想定リスク:2%
想定利益:3%
想定勝率:50%
破産水準:50%
シミュレーション回数:10回
シミュレーション一回当たりのトレード件数:100件
①損益シミュレーション結果
②口座残高
平均:1,625,000円
最大値:1,850,000
最小値:1,400,000円
(2)金額別運用シミュレーション:50万円
以下の条件で運用した場合のシミュレーションです。
固定損益
想定リスク:2%
想定利益:3%
想定勝率:50%
破産水準:50%
シミュレーション回数:10回
シミュレーション一回当たりのトレード件数:100件
①損益シミュレーション結果
②口座残高
平均:740,000円
最大値:950,000
最小値:450,000円
こちらのサイトでは、自分なりのプランを設定して運用試算を確認することができます。
4.CFDの自動売買をするときに確認しておきたいこと
(1)想定レンジ
レンジとは、銘柄のある一定の期間における高値と安値の幅のことです。
想定レンジは長期的に右肩上がりのものを選ぶようにしましょう。
(2)ロスカットを確認しておく
ロスカットとは、一定水準以上の損失が発生した際に強制決済されることを指します。
投資家を大きな損失から守ることが目的ですが、長期的に保有するつもりの銘柄でも意思に反して決済が行われることがあります。
直近の暴落がどのくらいかを参考にするなど、あらかじめロスカットレートを確認しておくとよいでしょう。
ロスカット=必要保証金×100%
5.CFD自動売買でおすすめの証券会社3選
(1)IG証券
出典:IG証券
取引手数料 | 取扱銘柄 | 最低入金額 | スプレッド | 取引ツール |
株価指数:無料 日本株:110円〜 米国株:16.5ドル〜 商品:無料 |
株式CFD 株式指数CFD 商品先物CFD 債券先物CFDなど17,000銘柄以上 |
なし | 株式CFD:最大5倍 株価指数CFD:最大10倍 商品先物CFD:最大20倍 債券先物CFD:最大50倍 |
IG証券のトレーディング・アプリ ProRealTime チャート |
銘柄数がとにかく豊富で自分にあった商品を選べます。
「ProRealTimeチャート」は様々な機能やカスタマイズ性を兼ね備えており、その中の「ProOrder」で自動売買のシステムが利用でいます。
自分でもプログラムを柔軟にカスタマイズすることができ、作成アシスト機能もあるのでプログラミング初心者でも安心です。
(2)楽天証券
出典:楽天証券
取引手数料 | 取扱銘柄 | 最低入金額 | スプレッド | 取引ツール |
無料 | 10銘柄 | 最低条件なし | 株価指数CFD:0.5~ 商品CFD:0.3~ |
MT4 |
利用者数が最も多く、
取引ツールの「MT4」は世界中のプロトレーダにも愛用されています。
チャートを自由にカスタマイズできるのが特徴で、作成された自動売買プログラムを導入することで自動売買取引もできます。
楽天グループ会社なので安心して取引を行えるのも嬉しいポイントです。
(3)GMO証券
出典:GMO証券
取引手数料 | 取扱銘柄 | 最低入金額 | スプレッド | 取引ツール |
無料 | 148銘柄 | 最低条件なし | 株式CFD:無料 株価指数CFD:0.3~ 商品CFD:0.4~ |
発注君CFD |
GMO証券はFX取引量がとても多く、2021年には世界トップ・日本でも9年連続一位を獲得しています。
一日の約定金額に応じた料金体系・手数料が安いので、大きな金額で取引を行いたい方にオススメです。
6.CFDの自動売買を検討中の方におすすめブログ3選
(1)ふーじーのおためし研究所
サイトリンク:https://otameshi-labo.com/
投資歴13年、FXを中心に、株・投資信託・CFDなどさまざまな投資を行うふーじーさんが発信しているブログ。
投資に関する知識や運用方法などがわかりやすく解説されています。
トレード中の運用プランや実績も公開されており、自分がCFDの自動売買を行ったときのイメージを掴みやすくなると思います。
(2)世界恐慌 日本の財政破綻は本当に起こるのか
サイトリンク:http://blog.livedoor.jp/itimanjikan/
投資に一万時間をかけた男性によるブログ。経済状況や今後の投資予測など為になる情報が豊富です。
(3)会社員パパのFIREへの挑戦
サイトリンク:https://kozeni-tora.net/
30代の会社員男性がFXやCFDの自動売買や仮想通貨など、実際に様々な投資を通じて学んだことを発信するブログ。
基本の投資スタイルは”ほったらかし”なので、忙しいけれど副業としてCFDの自動売買を始めたい方におすすめのブログです。
7.まとめ
いかがでしたか?
CFDの自動売買のメリット・デメリットをおさえ、無理のない取引を行うことが重要です。
ぜひ自分に合った運用方法を見つけて、投資生活を楽しんでくださいね。