物価の上昇や円安など経済の不安定な世の中になり、日本人も投資を行う人が増えてきました。
その中でもFX（外国為替証拠金取引）は初心者でも始めやすい投資の１つです。
しかし忙しい社会人の方は、なかなかFXについて勉強したり、チャートを見ておくことが難しかったりします。
そんな方にお勧めなのが、24時間自動で売買してくれる「自動売買ツールです」
今回はFX自動売買を始めるにあたって、自動売買のツールやメリット・デメリット、お勧めのツールを紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
FXの自動売買とは
FXには裁量トレードと自動売買の２種類の取引手法があります。
裁量トレードとは投資家が「買い」や「売り」のタイミングを判断し行う手法です。
チャートの値動きをテクニカル分析やファンダメンタルズ分析などにより予想し、売買するタイミングを判断します。
その一方で、自動売買の取引は「機械」が取引を行います。
例えば、ある値の値段になった時にエントリーするように設定しておけば、自動で機械が取引を行います。
このように機械が売買をする手法が自動売買です。
FX自動売買ツールの種類
リポート型自動売買ツール
リポート型自動売買は、買う値段と売る値段を設定しておくと、その範囲の中で自動的に売買を行ってくれます。
自動売買ツールの中でも一番シンプルな仕組みなので、初心者にもわかりやすいのがメリットです。
選択型自動売買ツール
選択型自動売買は、FX会社や個人トレーダが設定した売買プログラムの中から選んで売買を行います。
こちらの売買ツールも、何種類かあるプログラムから選ぶだけなので、初心者にも簡単に扱えます。
またFX会社によっては、トレーダーの成績を公表しており、優秀なトレーダーを選ぶだけで同じようなトレードを行えるサービスもあります。
しかしどのようなルールで取引をしているかを公開していないものが多く、どうして買ったのか負けたのか知ることができません。
開発・設定型自動売買ツール
開発・設定型自動売買ツールは投資家自身でプログラムの構築やカスタマイズが可能な取引ツールです。
代表的なツールとしては、MT4があります。
ただ、この自動売買ツールは、プログラミングの知識やFXのテクニカル分析などが必要になるので中・上級者向けになります。
FX自動売買ツールの注意点3つ
さまざまなメリットがある自動売買ツールですが、デメリットや注意点もあります。
詐欺ツールがある
詐欺ツールがあるので注意が必要です。
絶対に儲かるなど誇大に広告をしているものは注意が必要です。
FXは投資なので損をするリスクももちろん存在しますので、１００％利益がでるものではありません。
詐欺ツールを見分けるのは難しいので、最初はFX会社が提供している自動売買ツールを選ぶと良いでしょう。
コストが高くなる
自動売買ツールを使用すると、取引に生じるコストが裁量トレードより高くなります。
裁量トレードの場合は、FXで生じるコストはスプレッドだけで、手数料が無料の会社がほとんどです。
しかし自動売買ツールの場合は手数料が発生するので、取引の際に生じるコストが高くなるというデメリットがあります。
強制ロスカットが起こりえる
証拠金維持率が１００％ギリギリの場合、相場が変動した時にロスカットになる可能性があります。
裁量トレードと比べると自動売買ツールは、勝手にプログラムが売買をするので、チャートを見る機会が減るためです。
そのため証拠金に余裕を持たせる、定期的にチャートを確認するなどを行うことで予防することができます。
お勧めの自動売買ツール
iサイクル2取引（外為オンライン）
プログラムが簡単でわかりやすいものを選ぶなら、外為オンラインが提供している「iサイクル2取引」がお勧めです。
買いと売りを設定するだけでできますし、システムが相場のトレードを判断し、自動的に買いや売りを判断してくれます。
また無料のデモ口座もあるので、実際に資金を使って始める前に試すこともできるので、安心して取り組むことができます。
みんなのシストレ（みんなのFX）
きちんと実績を加味して選びたいという方にお勧めなのが、みんなのFXが提供している「みんなのシストレ」です。
優秀な成績を出している投資家を選んで同じ方法でトレードするだけなので、初心者でも安心して取り組むことができます。最小通貨も1,000通貨から可能なので、小資金から始めることができます。
また慣れてきたら、自分も選ばれる側になれるので、モチベーションにも繋がります。
まとめ
いかがでしょうか。
FXの自動売買は忙しい社会人でも始められる投資です。
しかし投資にはリスクはつきものなので、資産を増やすためにもメリットやデメリットをしっかり把握して行っていきましょう。
