副業でFXの自動売買を行いたい。
そう思い勉強していると、MT4という用語をよく目にしませんか？
ただでさえ、FXの勉強だけで大変なのに、他のことも勉強するのは大変ですよね。
しかしMT4には時間を割いても勉強するメリットがあります。
今回はMT4がどのようなもので、どういうメリットがあるかを紹介していくので、ぜひこれからの勉強の参考にしてください。
MT4とは
MT4は、metaTrader4の略でロシアの会社が開発したFXを取引するためのツールです。
FXの取引において、世界でもメジャーなツールであり、国内でもMT4を扱うFX会社が増えてきています。
MT4が世界中で支持される理由には、豊富なチャートと分析ツールがあるからです。
デフォルトでも50種類以上のインジケーター（チャートのサポート機能のこと）が使用でき、カスタマイズ性にも優れているので、初心者から上級者の人まで愛されています。
MT4のメリット
EA（Expert Adviser）を使用して自動売買ができる
MT4がゲーム機だとしたら、EAはソフトのようなイメージです。
MT4にEAを導入することにより、FXの自動売買を行うことができるようになります。
自動売買で取引を行うことで、24時間取引を行うことができます。
そのため忙しい方でも取引のチャンスを逃さず取引を行えます。
また、プログラミングの知識があれば、EAを自分で制作し使ったり、他者に売買したりすることも可能です。
EAのバックテストができる
バックテストとは、過去の相場でEAを稼働していた場合に、利益が出るのかどうかを検証することです。
新しくEAを試す場合は、実際に稼働する前に行っておきたいテストです。
このような機能が、MT4にはデフォルトで備え付けられています。
豊富なチャートと分析ツールが高機能
MT4はデフォルトの状態で50種類のインジケーターが備わっています。
業者が提供しているのは20～30種類なので、種類が豊富ですね。
また、自分が欲しいチャートを新しく追加することもできます。
分析ツールも高機能です。
例えば、テクニカルツールの線の色や太さ、パラメータなどを自由に変更することができます。
分析ツールもインターネットから新しく追加することもできます。
MT4のデメリット
専門知識が必要
豊富なチャートや高機能な分析ツール、自由度の高いEAなどがあるため、ある程度知識が必要になります。
また自作を行う場合には、プログラミングの知識も必要になるので、扱えるようになるまで時間がかかるのが難点です。
国内で連携できるFX会社が少ない
MT4は海外で開発された製品であるため、対応している国内のFX会社が少ないです。
そのため、現在使用しているFX会社が取り扱っていない場合は、新しく口座を解説する必要があります。
MT4を使うまでの流れ
口座を開設する
まずは口座を開設しましょう。
ただし、MT4を扱っていないFX会社もあります。
そのため扱っているFX会社で開設をしましょう。
VPS(Virtual Private Server)を用意する
自宅のパソコンにMT4をインストールすると、常時電源を入れていることによるパソコンの劣化や通信障害、停電などにより取引ができないリスクが発生します。
そのリスクを解消するためにVPSを用意します。
VPSという仮想専用サーバーのことで業者が24時間管理をしています。
VPSを使用することで、パソコンの電源がついてなくても自動売買が行われますし、スマホなど他の端末からのアクセスも可能になります。
また高スペックのサーバーを利用できるので、複数のEAを稼働させたり、安定した取引ができたりします。
MT4をインストールし、EAを導入する
最後にMT4をインストールしたら、EAを導入します。
EAには無料のものや有料のものがネット上やFX会社にあります。
しかしウイルスが潜んでいる場合や詐欺にあう可能性があるので、初めは金融庁に登録している会社から購入することをお勧めします。
MT4を扱っているお勧めのFX会社
MT4を扱っている会社は国内と海外の会社があります。
しかし海外の会社はスプレッドが広いことや出金トラブルがあるのに加えて、海外のFX業者は国内での営業を禁止されています。
そのため基本的に国内の会社を選択しましょう。
楽天証券
取引手数料が無料な上に、サーバーが国内にあるので取引できる環境が安心できます。
MT4の解説動画などもあるので、初めて行う場合でも取り組みやすいでしょう。
ただ、EAを本番口座で使用する場合は、楽天FX口座と楽天MT4口座の開設が必要です。
OANDAJapan
MT4の進化版MT5も使用することができます。
MT4が32ビットだったのに対し、MT5は64ビットに仕様が変更されたことで、動作スピードがアップしました。
また、使用できるチャート軸が増えたりと分析の幅が広がりました。
もちろん、MT4を利用することも可能です。
まとめ
いかがでしょうか。
MT4は世界でも有名なFX自動売買ツールです。
しかし海外で開発されたため、国内で扱っているFX会社は少ないというデメリットはあります。
しかしそれ以上に高機能のチャートや分析ツールなどのメリットがあるので、これからFXに取り組みたい方や本格的に取り組みたいと思っている方は、ぜひ導入してみてください。
