自動売買のマネックスオートレースの評判を徹底調査

マネックス証券の自動売買にオートレールがありますが、賛否両論さまざまな声が挙がっているので、実態がどうなのか気になる方もいるでしょう。

今回は、マネックス証券の基本情報とオートレールの概要、利用するメリット・デメリットについて解説していきます。

シロクマ専業トレーダー
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目次

マネックス証券(FX PLUS)の基本情報

FX取引

マネックス証券は、外国為替証拠金取引ができる証券会社です。

FX取引においては「FX PLUS」という名称で運営しており、自動売買でオートレールが用意されています。

また、FX以外に株式取引や信用取引、NISAなどの商品・サービスがあり、国内大手証券会社の1つして有名です。

通貨ペア 16種類
スプレッド 比較的狭い
スワップポイント 平均的水準
取引手数料 無料
最大レバレッジ 25倍
ロスカット水準 50%、60%、70%、100%(自由選択)
テクニカル指標 29種類
描画ツール 19種類
対応デバイス PC、スマホ、タブレット

リピート系自動売買オートレールの概要

自動売買

オートレールとは、順張り型リピート系注文の自動売買システムです。

トレール注文を採用したツールで、相場に追従する仕組みになっていることから、思惑通りにトレンドが動けば利確値を大きく伸ばせます。

一方で、予測と反するトレンドだったとしても、逆指値注文により損切りの形で決済するので、予期せぬ損失を防ぐことが可能です。

上昇相場とレンジ相場の両方で利確、下落相場は損切りによるリスク減少という3種類の相場環境に対応していることから、24時間目を離しても安心して運用できます。

オートレールを運用するメリット

メリット

取引手数料が無料

オートレールは、利用料と取引手数料の両方とも無料です。

片道20円程度かかるFX業者があるのを考えると、FX PLUSの手数料が優秀なのが分かるでしょう。

取引回数が多い方ほど受けられる恩恵が大きくなるので、安定的な利確をしたい方にはおすすめのツールといえます。

スプレッドが狭い

他社に比べてスプレッドが狭く、取引手数料と同様に利益が出やすい仕組みとなっています。

公式ページに記載されている、主要通貨ペアのスプレッドは以下の通りです。

USD/JPY 0.2~0.9銭
EUR/JPY 0.5~1.5銭
AUD/JPY 0.6銭
GBP/JPY 1.3銭
EUR/USD 0.4pips
GBP/USD 1.2pips
AUD/USD 1.0pips

業界最狭水準とまではいきませんが、取引手数料が無料の業者と比較するとかなりお手頃で取引しやすいスプレッドとなっています。

ただし、オートレールのスプレッドは固定ではないので、場合によっては広めになっている時期があるかもしれません。

定期的にチェックを行い、状況に合わせて条件を見直してみてください。

1000通貨から少額取引が可能

最小取引単位が1000通貨からなので、余剰資金が少ない方でも取引がしやすくなっています。

そもそも1000通貨がいくらなのかですが、ドル円でレート150円で仮定した場合、約6000円程度しかかかりません。

さらに、レバレッジを25倍かけるなら約240円程度に収まります。

他社が基本1万通貨からで推奨証拠金が100万円となっているのを考えると、オートレールは単純に10万円あれば運用できることになります。

ただし、余剰資金が多いに越したことはないので、少額取引できるとしても、なるべくなら20万円以上は準備しておいた方が良いでしょう。

オートレールのデメリットと注意点

注意点

評判が少なく実績が不透明

オートレールだけでなく、マネックス証券自体の評判が少ないです。

あらゆる数値を見てもツールの性能に問題はないのですが、単純に利用者数が少ないのが理由と考えられます。

事実、上記で解説したメリットやトレール注文は、他のツールに比べておすすめするほど優れているとは言い難いです。

どちらかというと可もなく不可もなくといった感じであり、評判が少なく実績が不透明な点まで踏まえるなら、わざわざオートレールを利用しようと思わなかったのでしょう。

さらに、公式サイトに実績が公開されていないのも、利用者数が伸びなかった背景といえます。

とはいえ、マネックス証券とオートレールに対して肯定的な評判は少なからず存在し、否定的な口コミ自体はほとんどありません。

利用するか否かは自己判断となりますが、決して悪いツールではないことを踏まえ、他の自動売買と比較ながら検討してみてください。

使いこなすのが難しい

オートレールの注文方式であるトレール注文ですが、そもそもの仕組みが若干難しいです。

条件設定に「トレール幅の設定」と「トリガー設定」の2つがあり、初めてFXをする方からすれば意味すら理解できないでしょう。

一方で、他のリピート型ツールだと、条件設定の項目は「買いor売り」「変動幅」「対象資産」の3つのみで自動売買がスタートするものもあります。

その他はIFD注文やOCO注文、レンジ相場を狙ったリピート型になるので、設定の項目が異なるのは仕方ありませんが、いずれにしてもオートレールは初心者に優しいツールとは言い難いです。

使いこなすのが難しいのも、利用者数が伸びなかった原因なのかもしれません。

オートレールの設定手順

セッティング

オートレールの条件設定の項目は、基本となる「通貨ペア」「売買区分」「注文数量」に加えて「トリガー/トレール設定」があります。

まずはマイページにログインし、取引ツールから「オートレール」を選択して新規発注画面を表示させます。

続いて、新規注文をしたい通貨ペアや売買区分の設定を済ませましょう。

その後、以下のトリガー/トレール設定を行います。

  1. 基準価格
  2. トリガーの値幅(間隔)
  3. トリガーの設置本数
  4. トレール幅の設定
  5. オートレール取消設定(有効期限)

基準価格とは、自動売買がスタートする価格です。

トレール注文は相場を追いかける仕組みとなっているので、スタートラインとして基準を設定しないと取引が始まりません。

続いて、トリガー(新規注文の発動)の値幅と設置本数ですが、簡単に言うなら基準価格からいくらの値動きがあったらエントリーするのか、何本まで設置するのかになります。

そして、トレール幅はポジションが決済されるレート幅のことで、実勢レートとなる実数値からいくら離れた場合にトレールするのかを決定します。

最後にオートレール取消設定として、自動停止する期間を定めたい場合は「有効期限」に時間を入力し、損失額が膨れ上がった時に停止したい場合は「損失制限額」に金額を入力しましょう。

取消決定は必須項目ではないので、自動停止が必要ない場合は入力しなくても問題ありません。

全ての入力が完了したら、新規発注の内容を確認して「設定」をクリックすると自動売買がスタートします。

トリガーとトレールの数値は他のツールと比べて分かりにくいので、難しいと感じた時はマネックス証券公式サイトのおすすめ設定を参考にしてみてください。

まとめ

オートレールは性能として問題ないですが、如何せん情報が少ないので、確実に稼げるかは不透明です。

さらに、トレール注文の条件設定が他のリピート型に比べて難しく、初心者が使いこなすには時間がかかるかもしれません。

そのため、わざわざオートレールを活用するよりも、その他のツールを運用した方が使いやすくおすすめといえます。

自動売買は多くのツールが出回っているので、メリット・デメリットを比較しながら自分に合ったものを見つけ出していきましょう。

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