FXの自動売買を競馬に取り入れられないか、そもそも競馬の自動投票は稼げるのか、競馬経験者なら一度は考えたことがあるはずです。
今回は、競馬の自動投票の仕組みとFXのように自動売買ができるのかについて解説します。
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競馬の自動売買「自動投票」とは
完全自動・完全放置で運用可能
競馬の「自動投票ソフト」は、FXの自動売買のように完全自動かつ完全放置で運用可能です。
基本は即PATに入金してソフトを立ち上げるだけなので、複雑な設定や難しい操作は不要です。
さらに、自動的に資金配分まで行ってくれることから、どのレースにいくら投票すればいいか、どの馬券に強めに投票するかなど考える必要がありません。
ただし、FXのチャート分析や売買ロジックがツールごとで異なるように、各ソフトで投票ロジックに違いがあります。
そのため、市場に出回っているソフトを購入する際は、勝てると判断できるロジックを見極める知識が必須といえます。
合成オッズや馬券師の秘密ロジックを採用
競馬のロジックは、合成オッズや馬券師の秘密ロジックを採用しており、以下のような知識と仕組みが組み込まれています。
- 血統による馬場適正や距離適性
- レース展開
- コンディション
- 調教
- 相手関係
- 騎手データと適性
- 全競走馬の過去データ
- 合成オッズ・オッズの歪みによる最適な馬券投票
競馬で投票した経験のある方は、全てのデータを集めるのがどれだけ大変か分かるはずです。
さらに、勝てる馬券と資金配分をするのにも時間がかかるので、事前に全てが導入されているかつプロと同じ仕組みで投票できるのはありがたいシステムといえます。
JRAと地方競馬の2パターンがある
一般的にはJRAのソフトが多く市場に出回っていますが、地方競馬に対応しているものもあります。
土日開催のみのJRAに比べて、地方競馬は平日開催で多くのレースに投票できるので、稼げるチャンスを増やしたい方は両方に対応しているソフトを購入するのも方法の1つです。
ただし、その分多くの資金が必要となることに加え、地方競馬は全体的に投票数が少ないです。
ただでさえ実力差が激しい地方競馬ゆえに、オッズによる旨みを得られなかったり、荒れた馬券を拾いにくかったりするかもしれません。
もちろん固いレースや荒れる馬券を感情入れずに拾える確率を上げるためにロジックが作られているはずですが、リスク面で不安がある方はJRAのみのソフトを購入した方が良いでしょう。
競馬の自動投票3つの注意点
高額な自動投票ソフトが多い
そもそも、競馬の自動投票ソフトは高額なものが多いです。
事実、稼げると評判のソフトは10万円以上がほとんどで、なかには100万円近くするものまであります。
一方で、1万円程度や月々数千円で購入できるソフトもありますが、別途JRAデータサイトに登録が必須だったりします。
かかるコスト以上に利益が出ないと損しか生まれないので、元が取れるのかしっかりと考えたうえで購入するようにしましょう。
確実に的中するとは限らない
動物が競うレースである以上、確率を上げられても必ず的中するとは限りません。
さらに、回収率を100％以上にできるのかは、ソフトを使ってみないと判断できないのが現実です。
事実、FXのバックテストやフォワードテストのように投票実績が公開されていますが、他に真似されないよう購入前にロジックを確認できないのが基本となっています。
大事な資産をソフトに委ねることになるので、ギャンブルかつ投資は自己責任と踏まえた上で購入を検討してください。
詐欺の相談事例が多発
特に注意してほしいのが、競馬ソフトは詐欺事例が多発していることです。
よくある詐欺手口は、以下の通りです。
- 稼げないでたらめなソフトを販売
- 特定商取引に関する表記がない
- クーリングオフに対応しない
- 高額ソフトを購入させて音信不通
なかでも多いのが、SNSやマッチングアプリを通じ、上記の手口を行ってくる悪徳業者・詐欺師です。
また、サイトを通じた業者・個人も同様で、安全なソフトを販売しているとは限りません。
赤の他人から購入する以上、詐欺リスクは少なからず存在すると念頭に置いておきましょう。
競馬の自動売買は自作できるのか
競馬の自動投票システムは、プログラミングスキルを用いて自作できます。
競馬の場合はオッズのデータ解析や最適な馬券を購入するための人工知能が必要になるので、Pythonによる開発が基本となります。
システム開発に必要となるものは、以下の通りです。
- JRAネット投票のアカウント（即PATなど）
- Pythonのスキル
- 開発環境
- Selenium（ライブラリ）
実装にはネット資料を活用するとスムーズにいきますが、プログラミング初心者じゃ解読できないほど難しいです。
さらに、エラーが出ると対処するのが困難になるので、Pythonのスキルがある上級者向けとなるでしょう。
とはいえ、詐欺リスクとロジックの不透明さを考えると、自作するに越したことはありません。
そのため、競馬の自動売買で稼ぎたい方は、Pythonのスクールに通ってスキルを習得するのをおすすめします。
FX自動売買と競馬自動投票はどちらが稼げるのか
稼げる確率が高いのは、FXの自動売買です。
なぜなら、競馬の還元率が75％～80％に対し、FXは実質99％程度で運用できるからです。
FXの場合、スプレッドやスワップポイントが各FX業者の手数料としてかかりますが、高額取引が基本となるゆえに高く設定されていません。
長期運用するとこの％が大きな差額を生むので、投資と考えるなら圧倒的にFXの方が有利です。
また、FXの自動売買の方が稼げる理由には、以下のようなものがあります。
- 公開されているロジックを確認したうえで運用できる
- FX業者の自動売買を使うと無料で運用可能
- 経済指標を読めれば利益率の向上が見込める
- プロトレーダーと同じ仕組みで取引ができる
- 利確・損切りが細かに設定できる
- 情報量が圧倒的に多い
FXの自動売買はロジックからチャート分析の方法まで全て公開されているので、自分に合った取引スタイルのツールを見定めたうえで運用できます。
さらに、競馬は動物の競技である以上予期せぬことが起こりがちですが、FXは世界情勢からあらかじめ先の予測を立てやすいです。
もちろん必ずしも予想通りとは言えないものの、知識と経験が増えるにつれて利益のチャンスとリスクの両側面が見えてきます。
また、チャート予測するための情報に経済指標や過去のデータ、プロの取引手法によるテクニカル分析や稼いだ実績など数多く存在するので、確実性を上げた運用が現実的に可能です。
ただし、競馬の自動投票ソフトと同様に、FXの自動売買ツールも詐欺リスクは潜んでいます。
仕組みが事前に見れる分詐欺に遭う可能性は低いですが、FXの知識がないと判断するのが困難になるので、最低限の知識を学習したうえで購入を検討してください。
まとめ
競馬の自動投票は回収率を上げるために効率の良い仕組みを作っていますが、基本は完全なるシステム任せです。
買い目と資金配分を割り出してもらった馬券を自動投票するだけなので、的中しない限り利益が出ず、FXのような利確・損切りといった長い目で見たリスク管理と運用ができません。
FXと競馬の両方を経験した方だと分かるはずですが、FXの方が稼ぎやすい仕組みとして投資できるのが実際のところです。
特に、資産家として巨額な利益を得た声が多いのはやはりFXなので、安定的な投資にしていくためにも、FXの自動売買の仕組みを覚えて不労所得を目指していきましょう。
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