FXで自動売買を使ってトレードする人は多いですが、ETFを自動売買で取引する人は少ないのではないでしょうか?
FXのように、ドーンと爆益!みたいなことはなくても、安定してコツコツと利益を出してくれるのがETF。
そんなETFを自動売買にまかせて運用するのは意外と収益につながるものです。
さらにFXも自動売買で運用すれば、収益UP間違いなし!
今回は、インヴァスト証券の「トライオートETF」と「トライオートFX」で使える自動売買セレクトのロジックについて、分かりやすく解説していこうと思います。
自動売買セレクトとは?
インヴァスト証券で「トライオートFX」と「トライオートETF」の口座を開設すれば、誰でも無料で利用できるようになります。
FXとETFの両方で運用する場合、それぞれの口座に入金が必要です。
のちに説明するのですが、FXとETFでは、利用できる自動売買のロジックが違うため、両方の口座開設を済ませておくと便利です。
両方の口座で、自動売買のシミュレーションもできるのも便利ですね。
FXとETFの両方を自動売買で運用するのは、とても大事で、安定した利益を生むことに繋がります。
ETFでは、値下がりが続いている状態でも、FXでは上昇相場の時もあります。
そんな時でも、FX・ETFの両方を自動売買セレクトで運用することで、効率よく利益を上げることができます。
ETF自動売買セレクトのロジック5種
まずは、ETFの自動売買セレクトから見ていきましょう。
個人的な感想になってしまいますが、ETFの場合、FXと違い、長期目線で運用することが多いので、日足・週足単位の自動売買になるのではないかと思います。
そして、ETFや株式は、時間がかかっても価格が上昇していくことの方が多いので、ナンピン系の自動売買になっています。
追尾
ある価格帯の値幅のなかで、複数回エントリーをおこない、その後、価格上昇してからの決済になります。
レンジ相場に強いロジックを用いています。
肝心のレンジ幅は、過去1年間のなかでの最大下落幅より算出されています。
スリーカード
異なるロジックを3種類の自動売買を掛け合わせることで、上昇または下降トレンドが発生したタイミングで、効率よく利益を狙うというロジック。
ヘッジャー
上昇トレンドでロングエントリー、その後、価格がある程度上昇し決済。しかし、さらに上昇を続けそうなので、再度ロングエントリー。
といった風に、トレンドが発生すると、そのトレンドが終わるまで、トレンド方向にエントリー(フォロー値)を狙い続けるようなロジックです。
カウンター
カウンターは、上記のヘッジャーとは逆のロジックを使用しています。
下降トレンドでも、下落幅に応じてレンジを捉え、エントリーしていきます。
下落後の戻しで、一定の利益を上げられるような「カウンター値」の異なるエントリーを複数持つ自動売買になっています。
ショート
その名の通り、下落相場での売り、ショートエントリーを狙っていくロジックです。
ですが、高い価格で売ったポジションの利確は大きく、安い価格でエントリーしたポジションは小さいけれど早めに利確する。といったロジックが使われているようです。
下降トレンドでも、安定した利益を得られそうな自動売買になっています。
FX自動売買セレクトのロジック3種
続いてFXの自動売買セレクトです。
FX側でのロジックは、基本的にレンジを中心に利益をコツコツ上げていくようなロジックです。
なのでトレンド発生で、大きく利益を上げるようなロジックではありません。
しかし、分足や1時間足などの短期足ではなく、ETFと同様に4時間以上の日足などのレンジを活用することで、大きな利益を上げることは可能かもしれません。
コアレンジャー
レンジ相場で価格が揉み合っているときに、全体の中心幅をコアレンジ帯、その中心からはみ出した上下の幅をサブレンジ帯として分けます。
コアレンジ帯の中では、買い注文・売り注文を同時に仕掛け、コツコツ利益を上げていきます。
コアレンジ帯から上に大きくはみ出したときに売り、下に大きくはみ出したら買いの注文を入れます。
大きくはみ出したサブレンジ帯の価格は、その後コアレンジ帯に収まってきます。
そのときに決済することで、大きな利益を得ることができます。
コアレンジ帯でコツコツ、時折はみ出たサブレンジ帯で大きく利益を上げるロジックです。
ハーフ
レンジ帯の真ん中に一本の線を引いたように、レンジを上下に分断します。
レンジ帯の上部では売り注文のみ、レンジ帯の下部では買い注文のみをおこないます。
想定レンジ内で、売りか買いのどちらかしかポジションを持たないため、必要証拠金も多くいらず、評価損失を抑えながら運用できるため、わりと安全に運用できる設計になっています。
スワッパー
スワッパーは、高金利通貨の取引に適したロジックに設計されています。
下降・上昇トレンド中の戻り目・押し目での利確を狙い、こまめにエントリーと利確を繰り返します。
利確幅よりもカウンター値を大きく取る戦略になっています。
スワップポイントを受け取りながら、短期の反発を狙うロジックです。
おわりに
FXとETFの両方を自動売買で運用することにより、収益が増えることも目的の一つではありますが、リスク分散のメリットの方が大きな目的のように思います。
「卵を1つのカゴに入れてはいけない」と言われるように、手持ち資金のすべてをFXだけ、ETFだけで運用するのではなく、分散投資をすることが大事です。
投資初心者の人は、まず自動売買ポートフォリオのシミュレーションをおこなって、自分に合ったものを見つけてみましょう。