「平均足」を自動売買で活用し、収益を上げる方法について知りたくはありませんか？
平均足はトレンドを一目で認識できる特徴があり、初心者にも取り入れやすいローソク足として注目されています。
そして自動売買に組み込むことで、シンプルなロジックでより効果的な取引が可能です。
この記事では平均足の基本から自動売買への組み込み方まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
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平均足の基礎知識！
平均足とは
平均足とはトレンドを一目で認識できるように表示させるローソク足です。
一定期間の価格が上昇しているとローソク足の色は全て陽線の色になり、下降していると陰線の色になります。
例えば、大きな下降トレンドの中に一時的な反発があってもローソク足の色が全て陰線で表示されるため、一時的な値動きに惑わされないといった特性があります。
平均足とローソク足の関係
平均足は通常のローソク足に改良を加えたもので、算出方法が違います。
以下に算出方法の違いを説明します。
通常のローソク足
- 開始価格: その期間がスタートしたときの価格
- 最高値: その期間中最も高い価格
- 最安値: その期間中最も低い価格
- 終了価格: その期間が終了したときの価格
この4つの価格を直接反映してローソク足は形成されます。
平均足
平均足は少し計算が複雑ですが、以下のように計算されます。
- 開始価格: 一つ前の平均足の（開始価格 + 終了価格） ÷ 2
- 終了価格:当期間の（開始価格 + 最高価格 + 終了価格） ÷ 4
- 最高価格:当期間の最高価格、または一つ前の平均足開始価格の中で高い方
- 最低価格:当期間の最低価格、または一つ前の平均足開始価格の中で低い方
ローソク足は単純に「その期間」の開始価格、終了価格、最高価格、最低価格を示しているのに対し、平均足は過去のデータを基にした「平均的」な動きを表示します。
平均足の見方
平均足は普通のローソク足とは異なる特徴や見方があります。
以下にそのポイントと見方をまとめました。
トレンドの判別
途切れずに続く陽線や陰線が出現したらトレンドの発生を示唆しています。
そして同じ色の平均足が続く限り、そのトレンドが継続する可能性が高くなります。
トレンド転換の見極め
連続する平均足が途切れだして色の変化が現れた時、それは重要なサインです。
「連続する陽線」の後に「少し陰線が出てきた」場合など、上昇トレンドから下降トレンドへ転換する可能性があります。
トレンドの強弱
平均足の実体の長さはトレンドの勢いや強さを示します。
トレンド中に実体の長い平均足が現れた場合、勢いが強くそのトレンドが継続する可能性が高くなります。
レンジ相場の判別
平均足がほぼ水平に近く変動が少ないならそれはレンジ相場のサインです。
はっきりとしたトレンドが現れていないので、トレンドフォローよりもレンジ取引の戦略に変更しましょう。
自動売買と平均足を組み合わせたトレードのメリットとデメリット
平均足はその特性から様々なメリットがあります。
デメリットと合わせて見てみましょう。
メリット
- トレンドの方向が一目でわかる
- トレンドの強弱がわかりやすい
- トレンド転換がわかりやすい
- 押し目買い・戻り売りがしやすい
- 利確・損切りの目安がわかりやすい
デメリット
- 細かい値動きがわからない
- 陽線と陰線が交互に出現するレンジ相場では使えない
- トレンドの初動を捉えるのが難しい
- プライスアクションがわからない
平均足を使用した自動売買のロジック
平均足の基本的なトレード手法をマスターすることで、自動売買のロジックを効果的に組み立てることができます。
以下のポイントを参考にして売買ルールを決めましょう。
基本的なエントリーポイント
トレンドフォローする
平均足はトレンドを捉えやすい指標です。
連続した陽線・陰線が発生したらすかさずトレンドに乗れるような売買ルールを設定しましょう。
押し目買い（戻り売り）を狙う
上昇トレンド中に一時的に価格が下がる場面でエントリーします。
具体的には、長期上昇を確認したときに連続した陰線から陽線に切り替わるタイミングでエントリーします。
テクニカル指標と組み合わせる
複数の指標を組み合わせることでより正確な判断ができるようになります。
移動平均線
平均足と移動平均線が同じ方向に動いている場合、それは強いトレンドを示しています。
移動平均線の傾きと同じトレンド方向へ平均足の色が変わったらエントリーします。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドを使用すると順張りエントリーの精度をアップさせることが可能です。
連続する陽線や陰線がボリンジャーバンドにタッチした時がエントリーポイントです。
どんな通貨ペアを選ぶか？
平均足のトレードに向いている通貨ペア
平均足は取引量が多く流動性がある通貨ペアが取引に向いています。
適度にトレンドが発生しながらも値動きが滑らかで急変動のリスクを抑えられるからです。
以下におすすめの通貨ペアを紹介します。
ドル/円
私たち日本人にはとても馴染み深い通貨で世界第二位の取引量を誇ります。
安定した動きと読みやすいチャートが特徴です。
また、トレンドが形成されると穏やかにその流れが続くため自動売買にも適しています。
さらにスプレッドが狭く適度にボラティリティがあるので初心者には特におすすめの通貨です
ユーロ/円
クロス円の中ではトレンドが出やすく平均足との相性も良い通貨ペアとして知られています。
不規則な値動きも少なくテクニカル分析が効果的です。
特に16時以降の欧州時間に活発に動くため、夕方や夜間の取引を希望する方にもぴったりです。
ユーロ/ドル
長期的なトレンドが継続しやすくテクニカル分析も有効です。
スプレッドはドル円に次いで狭く日本でも多くのトレーダーが取引しています。
ドル/円がレンジ相場になった時の選択肢として最適な通貨ペアです。
平均足のトレードに向かない通貨ペア
マイナー通貨は流動性が低く平均足の取引には向いていません。
レートの差が急に広がったり不規則な動きをするからです。
以下のような通貨ペアの取引は避けましょう。
トルコリラ/円
流動性の低下で急激な相場変動やスプレッドの拡大がある通貨ペアです。
高金利が受け取れるおなじみの通貨ですが、リスクが高く平均足にも自動売買用にも向きません。
メキシコペソ/円
流動性が低くアメリカや原油のニュース内容で急変動する傾向にあります。
テクニカル分析が効きづらく安定性に欠ける通貨ペアです。
その他の商品
平均足は為替以外の商品にも応用が効きます。
ゴールド
値動きが激しくリスクが高い商品ですが長期的には上昇トレンドという特徴があります。
日足や週足などの平均足を使いレバレッジを下げる事で勝率が高くなります。
原油
流動性の高い商品でテクニカル分析が有効です。
トレンドが発生すると継続しやすく平均足と相性が良い商品です
まとめ
平均足は普通のローソク足にはない特性を持っています。
その特性を利用すればトレンドの把握が驚くほど簡単になり、自動売買との相性が抜群です。
最適な通貨ペアを選び、他のテクニカル指標と組み合わせて取引を成功させましょう。
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